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ついに当日だ
昨夜は緊張でろくに眠れなかった
詩乃が知り合いに依頼して作らせた
爆弾や工具一式を持ち、家を出る
もちろん、ロボロやコネシマ
ゾムにグルッペンも一緒だ
家の前に止まっている車に
乗り込むと、すぐに発進した
少し不安はあるが
詩乃に運転は任せている
この車だって用意したのは詩乃だ
gr「おい、早くしろ」
『あっごめん…後ろ向いて』
グルッペンに一括され
俺達も車の中で最終準備にかかる
グルッペンには工具一式が入った工具箱を
簡易的なリュック型にして背負わせ
コネシマには俺が指に針を刺してまで
作った小物入れに例の爆弾を入れて渡し
ゾムとロボロには念の為の小型無線を渡し
ロボロはゾムにコツを伝授している
あ、もちろん人にへばりつくコツをね
今までロボロは俺が抱き抱えることが
多かったが
最近は猿のようにへばりつくことを
覚えたそうなので
詩乃にへばりついてもらうために
ロボロには先生役をやってもらっている
今回ロボロとゾムは俺達の監視が
仕事だから
もし何かあった時のための無線は
お互いに繋がるように設定した
俺達は俺達でやることがあるし
それまではロボロのことは俺が守る
詩乃「…ついたぜ」
車で揺られ約1時間
一般道しか走っていないが
かなりの距離だった
時速40〜50kmなら
つまりそのくらいは走っているだろう
zm「おっしゃ行こうぜ！」
kn「爆破しようぜ！」
rb「お前ら落ち着けや」
gr「みんな練習の通り、いつもの様にやれば失敗せぇへん」
『グルッペンの言う通り、落ち着いてやっていこう』
「「「おう」」」
最終確認を終えると
俺達はそっと車を出た
まず最初は詩乃の出番
グルッペン曰く、どの部屋にも監視カメラ
は設置されているようなので
機械系のハッキングだ
詩乃の有能さがこういうので分かる
詩乃「……うん、乗っ取れた。コネシマくんが爆弾を設置して爆破するまではこれまでの映像を繰り返すようにしておいたから、これで堂々と歩いても画面には映らないよ」
kn「天才だな！…よし、次は俺やな」
俺の作った小物入れをギュッと握って
コネシマがやる気満々で前へ出るが
そんな勇ましい顔とは裏腹に
足元は少し不安げに揺れていた
この場所はこいつらにとって
本当に辛い場所だったんだろう
もしもを考えて恐怖するほど
『大丈夫だコネシマ』
俺は背中を押すことしか出来ないが
誰よりもお前らを信じている
.
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雪見大福(プロフ) - 泣きながら読みました！これからも無理せず頑張ってください！ (2021年3月19日 23時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - トマトジュースさん» ありがとうございます！！やっとですね…(号泣)頑張って更新させていただきます！ (2019年10月2日 11時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
トマトジュース - 救出おめでとう(号泣)トン氏がついに心を開くのか……？あとなシッマ…察しちゃダメだ……。察した私も悪いが。えー、これからもですね、はい、更新頑張ってください。無理せず更新おねがいします。 (2019年10月2日 6時) (レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！ (2019年8月7日 12時) (レス) id: e46d68e377 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - めっちゃすきです！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a91baceb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年4月7日 11時
