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8 (健side) ページ10

その日の昼、俺は虎太郎と幸大と一緒に購買で昼食を買っていた



虎「腹減ったー、早く食おうぜ⋯」

幸「そうだね」

健「あぁ⋯」



俺達は教室に戻り、昼食をとり始めた


ふと廊下に視線を移すと⋯⋯


(あ⋯⋯あの子じゃん!)



美月が廊下を歩いていた



健「俺ちょっと行ってくる!」

虎「え、ちょっ⋯はぁ!?」



虎太郎の声を背に受けながら俺は廊下に出た





美月は二つ隣のクラスへと入っていくのが見え、健はそのクラスへと急いだ




女子「あ、シバケンじゃん!」




二つ隣のクラスへ入ろうとすると、女子達に捕まってしまった


健は話に応えながら教室内を見渡すと、美月が窓際の一番後ろの席で本を読んでいた





話に応えているうちにチャイムが鳴ってしまった




(放課後出直すか⋯⋯)







女子達と笑顔で別れた健は教室に戻った

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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時

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