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待ちに待った夏休み最終日
天気も良く、花火大会には最適の日だった
美月と健はそれぞれ準備をし、夜を待っていた
太陽が落ち、外が暗くなりかけてきた頃、美月の家のインターホンが鳴った
貴「はーい!」
外に出ると、濃紺の浴衣を着た健が笑顔で立っていた
貴「わぁ⋯柴崎くん、すごく似合っていますね!とてもかっこいいです!」
健「まじで?ありがとう!でも、美月ちゃんもすっげー可愛いよ!」
貴「本当ですか?ありがとうございます!//」
【健side】
太陽も落ち、外が暗くなりかけてきた頃に美月の家に行った
すると、濃い紫の布地に、綺麗な花柄のついた浴衣を着て、薄く化粧をして髪の毛を耳の横で緩くお団子をした美月が出てきた
色白の美月にはすごく似合っていた
(やば⋯⋯めっちゃ可愛い///)
美月は俺の姿を見て、かっこいいと言ってくれた
素直に嬉しかった
だから俺も、素直に可愛いと伝えた
(美月ちゃんの頬真っ赤⋯、まぁ、俺も人のこと言えないけど⋯)
健「あ、美月ちゃん、体調は大丈夫?」
貴「はい!大丈夫ですよ!」
健「よかった⋯。でも、無理しちゃだめだよ?じゃ、行こっか!」
そっと美月の手を取り、美月に合わせて歩いて会場に行った
健「おー、賑わってんなぁ⋯」
貴「えぇ、迷ってしまいそう」
健「じゃ、こうしよう!」
俺は美月と恋人繋ぎをした
すると、美月の頬は、みるみるうちに赤く染っていった
健「これで離れないだろ?」
貴「は、はい⋯///」
健「よし、行こーう!」
そして俺達は、色々な屋台を回った
りんご飴を食べたり、かき氷を食べたり、色々なことをした
そして、会場から少し離れた丘に行った
健「ここ、花火がよく見えるんだ」
貴「そうなのですね」
健「寒くない?」
貴「はい」
美月は優しく微笑み、俺に寄りかかってきた
そして、花火があがり始めた
貴「綺麗ですね」
健「うん。でも、美月の方が綺麗だよ」
貴「っ⋯///」
言おう⋯⋯思っていること全部
健「俺、美月が好きだ。美月のお陰で俺は変われた。美月の笑顔で、何度も救われた。体が弱くてもいい。俺が守る。だから、俺と付き合って下さい。」
しっかりと美月を見つめて言い切った
(美月はどう思っているんだ⋯)
貴「私は⋯」
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時