37 (健side) ページ39
その後、しばらく3人で勉強を続けた
貴「あ、もうこんな時間ですね⋯」
時計は19時過ぎをさしていた
健「ん、もう帰る?送っていくよ?」
貴「うん⋯もう帰らなきゃ。夜ご飯の買い物をして帰るので⋯大丈夫ですよ」
そう、いつもの笑顔で言われた
でも
(夜ご飯の買い物か⋯。なら家で食べていけばいいんじゃ⋯)
そう思い、口に出そうとすると
愛「なら、家で食べていきません?」
あいつに先を越された
(はぁ!?それ俺のセリフ⋯!!)
貴「え、でも⋯悪いですし⋯」
愛「いいですって!食べてって下さい。ね、兄さん?」
いつもの、キラッキラのアイドル笑顔でそう言っていた
(は?何こいつ??いつもは兄さんとか言わないくせに!?)
健「も、もちろんだよ?食べて行ってよ⋯」
貴「⋯すみません⋯。なら、お言葉に甘えさせていただきます⋯」
申し訳なさそうにしながらも、微笑みながら言われた
健「遠慮しないでね」
愛「よっしゃ!美月さんとご飯!」
たしかに美月とのご飯は嬉しい
だが
(愛蔵、まじで後で覚えとけよ!!)
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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時