検索窓
今日:3 hit、昨日:19 hit、合計:65,897 hit

19 (夢主side) ページ21

放課後、先生に呼ばれて職員室に行ってから教室に戻ると、いつものように私のカバンがなかった



(またですか⋯)


あるのはどうせ花壇のところだろう
そう思い、美月は教室を出ようとした







だが、ドアが閉められ、反対側のドアからクラスの女子数名が入ってきた



(私をいじめている子達⋯)






女子1「ねぇ、あんたさ。ほんっとに目障りなんだよね。」


貴「それはすみません⋯。ですが、私は貴女達の気の障るようなことをしたでしょうか⋯?」


女子2「うるさいんだけど。喋るなよ。」

女子3「ほんっとうぜー。死ねばいいのに。てか、死ねば?」


そう言い、女子達は私と距離を詰め、壁側に追い詰めてきた




(死ね⋯⋯⋯か。)

女子1「そういえばあんたさ、重い病気持ってるんだって?」

女子2「それも、特に心臓が悪いんだとか」



貴「っ⋯⋯何故それを⋯」


女子3「だからー、うるさいって。喋るなって言ってんじゃん」



女子達が私を壁に押さえつけ、スカートのポケットの中に入っている薬のケースを奪って窓の外に捨てた



貴「な、なんてことを!返してください⋯!!っ⋯⋯ゲホッ⋯ゲホッ⋯」


(まずい⋯⋯興奮して大きな声を出してしまった⋯。負担がかかるのに⋯)




女子2「まじウケるー。本当に病気なんだねー」

女子1「もっとやっちゃおー」



そう言って女子達は私の心臓あたりを強く殴った




貴「うっ⋯⋯⋯」

衝撃により、発作が起きてしまった
そのまま床に倒れ、蹲る



女子達「ははははっ!そのまま死ね!」



笑いながら教室を出ていった






(苦しい⋯⋯⋯っ⋯痛い⋯⋯⋯)

胸元のブラウスを強く握り締めて蹲る








どんどん辛くなっていき、私は意識を手放した

20 (健side)→←18 (健side)



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:HoneyWorks , 柴崎健
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。