検索窓
今日:14 hit、昨日:19 hit、合計:65,908 hit

17 ページ19

月が変わり、春から夏へと変わりだした頃。

それは始まった。



それとは⋯⋯美月へのいじめだ



いじめの理由はよくあるもので、妬みが多かった。


健と仲がいいこと、容姿・頭脳、完璧な面⋯⋯




クラスの女子は美月に聞こえるように悪口を言ったり、美月が傷つくような行動をした






机に落書き、悪口、物を隠す、仲間はずれ⋯⋯など、様々なことをした






ある時は発作の薬を捨てられた時もあった



それで病院に運ばれたこともある









だが、それでも美月は気にしていなかった。



なぜなら

アリサ、雛、虎太郎、幸大⋯そして⋯⋯⋯⋯健がいたからだ






皆美月を元気づけていた。美月も皆のおかげでいつも笑顔だった








【夢主side】


ある日、体育が終わり教室に戻るとカバンが無くなっていた




(またですか⋯。懲りませんね⋯⋯)

窓を開け、下を見ると、花壇にカバンや私物が捨てられていた



教室の誰かがそれを見て笑っていた



溜息を吐き、ゆっくりと階段をおりて花壇へ向かった




貴「ケホッ⋯⋯はぁ⋯っ⋯⋯ケホケホ⋯⋯」

階段を下りたため、息が切れてしまった
それに、軽い発作のせいで咳も出始めた



少し咳き込みながら私物を拾い、土を払っていると、後ろから背中を撫でられた

振り向くと健がいた



健「はぁ⋯またか⋯⋯。」

貴「ふふ、本当懲りませんよね⋯⋯ケホッ⋯」


美月は笑いながら言った



健「俺達がいるから気にするなよ?」

貴「もちろん」

健「それと、休んだ方がいい⋯⋯咳出てる。これで最後だろ?」


健は一緒に拾ってくれた
そして、最後の物も拾い、全ての土を払ってカバンに入れて渡してくれた



貴「ありがとう⋯」

健「いいよ、気にしないで。さぁ、戻ろ」

優しげに微笑み、礼を伝えると、健も笑顔で返して支えてもらいながら教室に戻った




教室に戻った頃には咳が止まらなくなっていて、薬を飲んだ

教室にはアリサもいて、健と一緒に治まるまで背中を撫でてくれた






貴「ありがとう」





その日は健とアリサと三人で帰った





【夢主side 終了】


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

夢主ちゃんは

健、幸大、虎太郎、アリサ、雛と友達になりました。そして病気のことも伝えてます。

18 (健side)→←16



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.1/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
86人がお気に入り
設定タグ:HoneyWorks , 柴崎健
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。