13 ページ15
ゆっくりと歩き続けるも、美月の息は上がっていき、健は近くの公園のベンチに座らせた
貴「すみません⋯ありがとう⋯⋯」
呼吸を整えながらそう言うと
健「大丈夫⋯」
ニコッと健は微笑んだ
健「俺、柴崎健っていうんだ。みんなからはシバケンって呼ばれてる。よろしくね」
健は笑顔で言った
すると⋯
貴「私は、夜風美月といいます。よろしくお願いしますね⋯柴崎くん⋯⋯」
そう返し、二人は優しく微笑んだ
健「そっかー⋯美月ちゃんっていうのか。可愛い名前だね⋯美月ちゃんにピッタリ!顔も可愛いし⋯」
貴「ふふ⋯そんなことはありませんよ。でも、ありがとうございます⋯」
少し照れながらも嬉しそうに美月は微笑んだ
健「ねぇ、美月ちゃん⋯⋯俺と番号交換しない?」
貴「いいですよ⋯」
美月は優しく微笑み、携帯を見せた
その後二人は番号を交換し合い、楽しげに話した
健「あ、もうこんな時間か⋯⋯美月ちゃん、家大丈夫?親とか心配してない?」
貴「大丈夫です、私は一人暮らしなので。逆に⋯柴崎くんは大丈夫ですか?」
健「俺も大丈夫だよ!てか、美月ちゃん一人暮らしなの?すごいな⋯今度遊びに行っていー?」
貴「もちろん⋯⋯いつでもいらして下さい⋯」
健「よっしゃー!」
公園を出て、楽しそうに笑い、話しながら歩き始めた
そうしてるうちに、美月の家の前まで来た
健「え、ちょっ⋯⋯俺の家の近くじゃん!?」
そう言い、健は自分の家を指さした
貴「あら、近い⋯⋯⋯嬉しいです」
美月は嬉しそうに微笑んだ
健「運命だな⋯!俺もめっちゃ嬉しいんだけど」
二人で笑い合い、「じゃあまた明日」と別れた
86人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時