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ゆっくりと歩き続けるも、美月の息は上がっていき、健は近くの公園のベンチに座らせた




貴「すみません⋯ありがとう⋯⋯」

呼吸を整えながらそう言うと


健「大丈夫⋯」

ニコッと健は微笑んだ





健「俺、柴崎健っていうんだ。みんなからはシバケンって呼ばれてる。よろしくね」


健は笑顔で言った

すると⋯


貴「私は、夜風美月といいます。よろしくお願いしますね⋯柴崎くん⋯⋯」


そう返し、二人は優しく微笑んだ




健「そっかー⋯美月ちゃんっていうのか。可愛い名前だね⋯美月ちゃんにピッタリ!顔も可愛いし⋯」



貴「ふふ⋯そんなことはありませんよ。でも、ありがとうございます⋯」


少し照れながらも嬉しそうに美月は微笑んだ




健「ねぇ、美月ちゃん⋯⋯俺と番号交換しない?」


貴「いいですよ⋯」

美月は優しく微笑み、携帯を見せた



その後二人は番号を交換し合い、楽しげに話した


健「あ、もうこんな時間か⋯⋯美月ちゃん、家大丈夫?親とか心配してない?」


貴「大丈夫です、私は一人暮らしなので。逆に⋯柴崎くんは大丈夫ですか?」


健「俺も大丈夫だよ!てか、美月ちゃん一人暮らしなの?すごいな⋯今度遊びに行っていー?」


貴「もちろん⋯⋯いつでもいらして下さい⋯」


健「よっしゃー!」



公園を出て、楽しそうに笑い、話しながら歩き始めた





そうしてるうちに、美月の家の前まで来た


健「え、ちょっ⋯⋯俺の家の近くじゃん!?」

そう言い、健は自分の家を指さした


貴「あら、近い⋯⋯⋯嬉しいです」

美月は嬉しそうに微笑んだ


健「運命だな⋯!俺もめっちゃ嬉しいんだけど」









二人で笑い合い、「じゃあまた明日」と別れた

14 (健side)→←12 (夢主side)



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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時

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