小 児 科 病 棟 の 女 の 子 。 6

も う ひ と 頑 張 り　[ 238 ] ページ11

* 彩side *


「 真愛ちゃん 、 ご飯 だよ〜 」


真 「 はーい 」


　



真愛ちゃん は 外泊 の 予定 が 決まってから というもの 、

なんで あんな 栄養剤 の 点滴 を されていたのか

不思議 に 思うくらい 、 少しずつ 自分 で

ご飯 を 食べるように なっていった 。


　



真 「 いただきまーす 」


「 … 無理 しなくて いいからね？ 」


真 「 うん！ でも、外泊した時に、

点滴 されるのは いや なんだもん 」



　


そういうことか 笑 。




多分 先生 が 全然 食べなくても OK してくれたのは 、

日程的 に 点滴 の 時間 次第 で

どうにかなる と 思ったから だと 思うんだよね 。



　



そんな事 を 知らない 真愛ちゃん は 、

ゆっくりながらも どんどん ご飯 を 口 に 運び 、

半分以上 食べ終えたところ で ギブアップ 。




でも 、 一口 も 手 を 付けない日 が あった

真愛ちゃん に とって は 大進歩 。



　




真 「 彩ちゃん にも 、

水族館 で お土産 買ってきてあげるね★ 」


「 いいの？ ありがとう 笑 。 」



　


ご飯 を 食べるように なっただけで なく 、

ぐずったり 機嫌 が 悪くなること も なければ 、

嫌いな採血 や お薬 も 頑張ってくれていて 、

効果 は かなり 絶大 笑 。







　



… だったはず なんだけど 。



　



真 「 彩ちゃん …… 涙 」


「 おっと … どうしたの？ 」



　


真愛ちゃん が 最近にして は 珍しく 血相 を 変えて

ナースステーション に 泣きながら 飛び込んできた 。


　



真 「 ……… けんさ … やだ … 泣 。 」


「 検査？ 何の？ 」


真 「 丸くなるやつ 涙 。 」



　


腰椎穿刺 の こと ね 笑 。



　

… あぁ〜 そういえば 奏先生

そんなこと やる って 言ってたかも 。

　


よく 考えたら 真愛ちゃん 明日から 外泊 だから 、

きっと 今さっき 忘れていたか の ように

告知 されたんだろうな 苦笑 。


　



「 先生は？ 」


真 「 … 処置室 」


「 えっ 笑 。 ってこと は もう やるんでしょ？

勝手 に 抜け出して きたの？ 」


真 「 ちょっと 忘れ物 した って 言ったら

『 早く 戻ってきてね 』 って … 涙 。 」


　



… 言い訳 ひどすぎる でしょ 笑 。



　


処置室 は その部屋 の 担当 の 看護師 が

補助 に 回るはず だから 本当 は 私

行かないんだけど 、 どうしても 一人 で 行けない

みたい だったから ついていくことに 苦笑 。

も う ひ と 頑 張 り　[ 239 ]→←念 願 の　[ 237 ]

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す