【BTS】ARMYの嫉妬対象はメイクヌナ

ヌナ18 ページ18

「いや実際のとこさ、どう思う？」



「あ、例のあのBTSのメイク？」



「そうそう、ぶっちゃけうざくね？」



「まあね、どうせ色目使ってんだろって感じかなㅋㅋ」



「ただ顔が綺麗だからってうざすぎ、もうちょっと周りの目とか考えろよって思うよね〜」



「そうよね〜、ユラオンニは彼氏もいるし、如何にも興味ないって感じだけど

あの人はうざがってるフリして優越感に浸ってそうなイメージがある」



「あ〜わかるわㅋㅋ
さっさとやめてくんないかな」



「それな〜、あ、そろそろ時間だから早く行こ」



「うわ、ほんとだ」








_バタバタ









「...トイレで話すなよ
誰が入ってんのかわかんないんだからさーもう...」









トイレの個室から出てきて、手洗いのとこまで向かう




そこには僅かに残る香水の匂い



...色目使ってんのはどっちさ。






陰でこう言われるのは何となくわかってたけど、実際にそれを聞くと結構くる...




好かれようと思ったことなんて一度もない、仕事に不必要な色目なんてもってのほかだ




純粋に好きで選んだ仕事でそんなこと言われるのは、正直腹がたつし、何より悔しい



同じメイクさんたちでまだ名も知れ渡らないレベルのアイドルの人たちの専属らしいけど、



あんな人達より私の方が技術が上手い自信はあるし、何よりなあんな人達にメイクされる方も可哀想だ









「...むかつく」









いいさ、そんなこと言うならほんとに何もないってこと証明してやる




でも、ただ証明するだけじゃなんか物足りないからちょびっと仕返しも兼ねて...





何か考えるか、









キュッと蛇口を締めながら、私も大概性格悪いなって思った




まあ、あそこまで言われたらね？
そりゃ、口も悪くなるし性格も悪くなりますさええもう。

ヌナ19→←ヌナ17

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す