推しは守り助けるもの 参【鬼滅の刃】

佰肆拾玖の型 ページ48

．









有「にしても暗いな、鬼が出そう…。」





『刀持ってきてないからね。


来たら襲われちゃうかも？』




有「やめろよ！」




無「びびってるの？」




『ふふ、大丈夫。守れるよ。』




無「素手で？」



『うん、私は強いからね。』



有「なんか信用無いな。」




『酷いなぁ。』



そのままキャッキャウフフしながら帰りました。



鬼出るかと思ったけど全然気配も感じなかった。



そしてまた、両腕で腕枕をして寝た。





はぁ、幸せ。



ー





無一郎side



朝。




無「……またいない……。」



起きて、台所へ向かった。




女中1「あら、おはようございます。


食事はこちらを。」



無「Aは？」



女中1「任務へ行かれましたよ。

もうお昼前ですので。」




無「……。」




女中1「有一郎くんと仲良くするように！と仰っていました。


仲良くしてるとAさんは喜びますよ。」




無「…わかった。」




有「お前起きたなら起こせよ…。」




襖が開いて、有一郎が入ってきた。




無「……次から起こす。」



有「はぁ……いただきます。」




女中1「どうぞお召し上がりください。」




わかってるよ。



大事だよね。人の命がかかる仕事だし。




知ってるよ。




でもやっぱり寂しい。




無「Aはいつ帰ってくるの？」




女中1「おそらく今日の夜中かと思います…。



柱となれば大忙しですので…。



今日も三件程任務が入っているようでしたし…。」




無「そんなのほぼ寝れないじゃん。」




女中1「そうなんですよ、家に居る時はずっと寝てらっしゃいます。」




無「……ふぅん。」

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