【d!】森の奥の施設

�� ページ3

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ﾄﾞﾝｶﾞﾗｶﾞｯｼｬｰﾝ!!



頭上の方で騒音が聞こえる。まぁ、ここでは日常的なことだからそこまで驚かない。



「はぁ、またか…」




ため息をつき、読んでいた薬草本を閉じ、2階への階段を登る。
研究室と書かれた扉を開くとめちゃくちゃになった部屋の中心に騒音の犯人、俺の師匠のAさんがボロボロな格好で何か怪しげな色の液体が入った試験管を(前髪で見えないが)キラキラした子供のような目で見ていた



「やっと、出来た〜!!」




「師匠、また爆発させたんですか？」




俺の声に反応した師匠はいつも通り、俺に薬を飲ませよう近づいてくる。



「ショッピィ〜、早速このくs「嫌です」まだ言い終わって無い!!」



幾ら師匠の頼みでも、これだけは無理だ。
昔、俺が師匠の弟子になったばかりの時は、断る事が出来なくて一度飲んでしまったことがある。
その時の薬は盲目になる薬だったが、数時間もすれば効果が切れ、その後は何事も無かった。



それでもう、師匠が遊びで作った薬は絶対飲まないと決めたのだ。
第一、どんな効果があるかも分からへんからなー、
何であの時警戒もしないで飲んだんねん俺…



「それより、俺も実験したいんではよなおしてください」



さっきまで読んでいた薬草本で試してみたい薬草を見つけ、久々に実験しようと思っていたのだ



「おっ、ショッピが実験するの久々じゃないか？どんな薬作るんだ？」



散らばった資料を集めながら師匠が問いかけた



「まぁ、試してみるだけですけど、ソメイユエルブとリオートトラヴァーを合わせてみようと」



✧*。✧*。✧*。

ソメイユエルブ〈仏:睡眠草〉

リオートトラヴァー〈露:氷草〉

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