【d!】森の奥の施設

�将� ページ15

(更新サボっててすんません)


·




…





『え、えぇえ!?なん、なんでですか!?俺、昔の約束を果たしにここに…』





『え、あれ本気だったのかい？』





『当たり前ですよ、命の恩人なんですから!!』





『そー言われてもな…』





眉間に皺を寄せて唸り始めた師匠
それじゃ、俺これからどーすりゃいいねん





師匠は、何を諦めたような様子で答えた





『まぁ、手伝うくらいならいいが…』





『え、弟子じゃダメなんすか？』





『ダメだ』





『んーまぁ、手伝えるならそれでいいですけど』





決まりだな と言うと師匠と共に家の方に入った









·




「んで、今に至るって感じやな」




話終え、一呼吸おく
懐かしいな と思いつつグルッペンの方に視線を向ける
グルッペンは表情を変えず、ちゃんと話を聞いてたらしく真っ直ぐこちらを見ていた




「…お前にも辛い時はあったんやな」





その綺麗な青色の目は少し黒ずんでる様に見えたのは俺の見間違いだろう
多分、お前のは俺のとは比較出来ん程のものやろうけどな
そんな言葉を喉元で留まらせる
それからかける言葉を俺は見失った





暗く静かな時間が少し経った
この沈黙を破ったのはグルッペンだった





「俺の病気も治るのか…？」





不安そうに痣のある左胸に手を置き握るグルッペンは幼かった俺に一瞬重なった





「ん、師匠なら治せるから、絶対」





「勝手に責任を押し付けるんじゃない」




その言葉と同時に頭に軽い痛みが走った
多分、殴られたのだろう
全然痛くないが、うん、全然痛くない。







☆☆☆
お久しぶりです
更新サボっててすんません…

(実は別の話を思いついてこっちの話を書いてなかったなんて言えない…)

�将権�←�将�

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す