アマリリス

出会い ページ2

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私たちが出会ったのは 私がバイトを始めた1日目。


ここのカフェは店長の哲也さんとバイトの北人くんの2人。

隼くんは哲也さんの入れるコーヒーがお気に入りでここのカフェの常連さん。

哲也さんは元ダンサーで、北人くんは歌手を目指している。

隼くんは GENERATIONS というグループでダンサーをやっているんだとか。





哲也さんに 金髪の人にコーヒーを持っていくように頼まれたあの日。

私が彼の前に立つと じーっと見つめられる。

その圧に負けて1歩後ずさりすると かわいい と小さく呟く彼。





「お名前は？」


『Aです、』


「俺は小森隼っていいます。年齢は？」


『22歳です』


「わっ、俺も！ちなみに誕生日は？」


『6月13日』


「すげぇ！俺もです！好きな食べ物は？」


『コーヒーとフレンチトースト、とか』


「俺もコーヒー好きです！あ、あとあなたも！Aさんのことが好きです！」





フレンドリーな彼は 私に一目惚れした、と。


共通点がたくさんの私たちは
カフェのカウンターでたまたま出逢い
一方的すぎる隼くんによって仲良くなったのです。









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