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｢いったい何なの･･･｣
キャンプ場を襲っているのは奇妙な魔法使いの集団だ。
フードをかぶり気味の悪い仮面をつけて、下品な笑い声で行進しながら数を増やしている。
｢分からない、けど魔法省が捕まえてくれるだろう｣
いくつかの人混みを抜け、森のだいぶ奥まで来ると木の根元にぴったりと体をくっつけて座った。
Aはカーディガンのポケットから小さなキャンディを取り出して、フレッドの口に放り込んでやる。
｢みんな大丈夫かしら｣
｢ジニーにはジョージがついてるし、ロン達は3人一緒だろうし･･･何とかするさ｣
明るくそう言うフレッドの顔はどこか強ばっていて、Aは安心させるように微笑んだ。
｢フレッドにも私がいる、何かあったら守るわ｣
｢逆だろう？｣
｢じゃあ自分の身は自分で守りましょう｣
｢それがいい｣
やっと肩の力が抜けたような笑いを見せたフレッドに安心して、Aは正面を見据えた。
キャンプ場の方に耳を澄ます。
静かだ、暴動もおさまったのかもしれない。
｢俺達のテント大丈夫かな｣
｢金貨の心配してるんでしょ？｣
｢バレたか｣
｢あのね、私考えたんだけど。パパにスポンサーになってもらうのはどう？｣
｢スポンサー？｣
｢そう！パパならきっと応援してくれると思うの！｣
不思議そうな顔をしてくるフレッドに、Aは訴えかけるように胸の前で拳を握った。
｢絶対に成功できると思うから諦めてほしくないの！魔法省だって立派なお仕事だけどフレッドにしか出来ないことが他にあるのよ！｣
目を開いたままフレッドは結んだ口元をムズムズとさせ始める。
きっとこれが逃げ込んだ森の中でなければ、大笑いしているはずだ。
その反応にAが顔をしかめると、フレッドは杖を持ったまま両手を大袈裟に振った。
｢嬉しいよ、気持ちだけ受け取っとく。そもそも母さんに反対されたぐらいで諦めねぇし、在庫はほとんどホグワーツに置いてあるから大丈夫なんだって。それにお前のおやじさんの力は借りたくない｣
｢どうして｣
｢俺に期待してくれてる。確かにおやじさんならお金を出してくれるかも知れないけど、ちゃんと自分の力で出来ることを見せたいんだ。まぁ、正確にはジョージもいるから
穏やかに目を輝かせながら言われては、Aはそれ以上何も言えない。
ただ、Aの顔にまだ不満の色が残っているのをフレッドはちゃんと分かっていた。
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
