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勢いよく小瓶の中の魔法薬を飲み干して、 年齢線に飛び込んでいくフレッドとジョージをAはドキドキしながら見守った。
年齢線の中に降り立った2人に何の異変もないことにギャラリーから歓声と拍手が起きる。
｢行くぞ｣
フレッドがジョージに合図をすると2人は同時にゴブレットの中に、ポケットから取り出した羊皮紙を入れた。
何も起こらないのを確認して2人がハイタッチを交わしたその瞬間だった。
ゴブレットの中の炎が勢いよく燃え上がり、青い炎で攻撃するようにフレッドとジョージを円の外へと放り出した。
勢いよく体を飛ばされて、石の床に叩きつけられた2人の元にAは駆け寄る。
しかし、その姿を見た瞬間に心配よりも笑いが先に出た。
｢ねぇ、その
体を起こしたフレッドとジョージの顎には、ダンブルドアのような長くて立派な白髭が生えていたのだ。
ホール中にギャラリーの大爆笑が起きる。
2人は自分の髭を手で触って確かめてから、お互いの姿に笑い出した。
｢忠告したはずじゃ｣
面白がっているようなダンブルドアの声が玄関ホールに入ってきた。
フレッドとジョージに近寄って、その姿を楽しそうな微笑みで観察する。
｢2人ともマダム・ポンフリーのところへ行くがよい。すでに何人かの生徒がお世話になっておる。じゃがしかし、君たちほど立派な髭は初めて見たのう。わしよりも長いんじゃないか？｣
｢ダンブルドア校長先生、私が付き添います｣
｢うむ、よろしく頼んだ。ミス・テイラー｣
笑いを噛み殺しながら、Aは髭姿の2人を医務室へと連れて行く。
医務室に着くと、フレッドとジョージの姿を見てすぐに何があったのかを理解したマダム・ポンフリーは2人をイスに座らせると並々と液体の入ったゴブレットを差し出した。
｢昨晩から何杯同じ薬を調合すれば仕事が終わるんでしょうね｣
フレッドとジョージはマダム・ポンフリーの小言に言い返すこともなく黙って薬を飲み干す。
医務室を出る時にはすっかりいつもの姿に戻っていた。
｢あら｣
｢こんにちは。さっきも会ったわね｣
扉の外で出くわしたのは、チョウと一緒にいたボーバトンの女子生徒だった。
医務室に来たということはどこか悪いんだろうかと、Aは心配そうに聞く。
｢具合悪いの？｣
｢ちょっと頭痛がね、気候が違うからかも。私クロエ・ヴォワザン、ボーバトンの6年よ｣
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
