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興奮気味のフレッドにAは難しい顔をする。
各学校から選手に選ばれるのは1人だけだ。
競技内容は明かされていないが、学生には贅沢すぎる賞金にAは嫌な予感しかしていない。
実際にダンブルドアも過去におびただしい数の死者が出ることから、100年以上行っていなかったと言っていた。
年齢制限がなければ全力でフレッドとジョージの立候補を止めていただろうとAは思う。
｢まぁ、お好きにどうぞ｣
絶対に立候補は叶わないだろうと思いながらAは微笑んだ。
その微笑みに双子は面白そうに目を開いて口角をあげる。
｢おいジョージ、Aは俺達が選手に選ばれないと思ってるらしい｣
｢それは何と悔しいことだろうかフレッド。Aは俺達を甘く見すぎているようだ｣
｢あなた達のことは評価してるけど、ダンブルドア校長先生がダメと言ったら絶対にダメなのよ。そうね、絶対にムリだわ｣
Aが小生意気に言い切るとさらにフレッドは楽しそうに笑って言った。
｢じゃあ賭けようぜ｣
｢望むところよ｣
新しい学期が始まってAの楽しみにしていた授業がやっと回ってきたのはその週の木曜日の午後だった。
昼食をすませるとAは図書室に行ったハーマイオニーの席を一緒に取るために休み時間から教室の前で待機する。
｢楽しみだね｣
一緒に並んでいたハリーの言葉に期待で胸を膨らませながらAも頷いた。
｢フレッドとジョージがやたら褒めるんだから間違いないと思うな｣
ロンも珍しく授業に乗り気なようで、興奮のせいかすでに頬が赤い。
新しく闇の魔術の防衛術の教師としてやって来たムーディは、すでにその授業を受けた双子からとにかくクールだということを教えてもらった。
｢間に合った!?｣
始業時間ギリギリに走ってきたハーマイオニーも合流して、4人は素早く最前列に席を取る。
教壇の真正面の席で教科書を出して待っていたA達に、鉤爪付きの木製の義足の音を鳴らして教室に入ってきたムーディは教科書をしまうことを命じた。
｢A・テイラー｣
｢はい｣
出席簿を読み上げるムーディに名前を呼ばれ、Aも返事をする。
ムーディの片目は魔法の目だ。普通の目は出席簿の名前を見ているが、名前を呼ばれたAが返事をするとぐるりと回る魔法の目がじっと見据えてきた。
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トオ(プロフ) - 更新有難うございます…！次も楽しみです❕ (2022年9月28日 10時) (
レス) @page50 id: 140729f59d (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - みらんさん» 更新してからお返事しようと決めていましたが、大分遅くなってしまいました。ダンスパーティーまでまだありますが引き続き頑張りたいと思います。コメントありがとうございます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
しらたまコ(プロフ) - とうふさん» お返事がとても遅くなってしまいすみません。更新はするつもりでいます！どうかもう少しお待ち頂ければと思います…！応援のお言葉ありがとうございます!! (2022年8月21日 0時) (レス) id: c3dd0cadc5 (このIDを非表示/違反報告)
みらん - ダンスパーティーのところ楽しみにしてたので残念です。更新待ってます💪💪 (2022年8月13日 0時) (レス) @page41 id: e061b386f2 (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - もう更新はないのでしょうか？？ 更新楽しみにしています…！！ (2022年7月21日 0時) (レス) @page41 id: 2c85f96aa8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しらたまコ | 作成日時：2022年2月12日 0時
