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『☆万能坂の秘密☆
万能坂には３人のシードがいる。
そのうち１人はキャプテンの磯崎である』
磯崎以外にもシードがいるのか。
『☆万能坂の秘密２☆
そして この万能坂にはもう１つ
恐ろしい秘密がある。それは…』
どこからか固唾を飲む音が聞こえる。
『それはまだ調査中である』
「調査中かーい！ 」
思わず書類にツッコんでしまった。
「シードが三人もいるのか。化身使いがいるかどうかが気になるな……。典子。磯崎とは知り合いの様だったが、何か詳しく知らないか？ 」
「う、すみませんー……多分、磯崎が一方的に私を知っていただけで、あまり関わった事無いと思うんですよね。全然記憶にないんです」
「そうか……」
書類を睨んで霧野さんが呟いた。
「化身に対抗するにはやはり化身だ。今雷門で化身使いなのは神童と……剣城か」
「あ、はい！ 私も使えます！ 」
「そ、うなのか……！？ 」
「やれやれ。都市伝説の存在がこうもいると、なんだか感覚鈍っちまうな」
三国さんが苦笑する。
「典子ちゃん化身使いだったの！？ 」
「たはは。実はそうなんだな〜これが」
「凄いや、僕もいつか出せるようになるかな？ 」
「その前に信助は必殺技からじゃない？ 」
葵ちゃんの指摘にえへへと笑う西園君。驚いた、西園君にはまだ必殺技が無いのか。あれだけ身体能力が優れているのだから、ディフェンス技の一つや二つあるんだとばかり思っていた。
「じゃあさ、今から作ろうよ！ 」
サッカー棟のコートへと移動し、私達一年組は必殺技イメージの案を出し合っていた。
「どんなのにしたいって構想はあるの？ 」
葵ちゃんの発言に待ってましたと言わんばかりに西園君が答える。
「うん！ 僕はジャンプ力とヘディングが自慢だから、その二つを組み合わせた必殺技にしたいんだ！ 」
「いいじゃん！ 」
「でもどうやって必殺技って出来るんだろう？ 」
「うーん。どうなの？ 天馬、典子ちゃん。コツとかある？ 」
「えぇっ、コツかぁ」──改めて言われると難しい。
「そうだなコツ……、やっぱり得意な事を続けてたら何かが見えてくるんじゃない？ 」
「確かに、ある程度イメージもついてるし、色々動いてみるのがいいかも！ 」
「よし、そうと決まれば特訓だ！ 」
おー！ 四人の声が合わさった。
西園君が作る必殺技はディフェンス技を想定しているらしいので、私と松風君でオフェンス役を担う。
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やに(プロフ) - 杳覇さん» くらちゃんコメントありがとうございます(^^) 頑張りますー！ あと早速誤字やらかしているので、読み直し徹底して行きたいと思います恥 (2021年7月12日 10時) (
レス) id: 73f24c4202 (このIDを非表示/違反報告)
杳覇(プロフ) - よっしゃ新作きたーー！！！ あああ一話目から面白そう……！！ え、え、めっちゃ楽しみです……！！ 更新待ってます！！ あとその、「急な転向」って「急な転校」ではないでしょうか……！ (2021年7月12日 10時) (レス) id: 7468c0248e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：やに | 作成日時：2021年7月12日 10時
