V系短編

あ〜坊さんリク(vistlip→海) ページ47

A:ゔゔぅ……



ただいまわたしは高熱を出しております。



1人で寂しい上に調子悪いしお家にはなにもない。




熱の時ってやっぱり心細いよね(´；ω；｀)




ぷるるるるるる♩(電話)





A:はい…Aです…




海:俺だけど。




A:あぁっ！海さん！！




海:お前すげぇこえだな。




A:実は今熱でちゃって……




海:あー、なんか欲しいもんある？




A:んー、わかんない。おうちなにもない…




海:待ってろ。




恋人の海さんは言葉はぶっきらぼうだけどとても優しい人。そんなところが大好きなんだ。




ガチャッと玄関から音がした。




海さんには合い鍵を渡してあるからそれを使って入ってきたんだろうな。




海:A〜。熱何度あんの？




A:8度6分……




海:とりあえず、体冷やすか。なんか食った？




A:なにも…




海:飲み物は？




A:なにも…





海:ん、ポカリ。飲めるか？




A:ストローは？




海:ない。




A:起きなきゃダメ？




-海サイド-



熱の時って、目がうるうるしてて頬が上気してるから、なんかこう……



海:口移しする？



A:してくれる…？風邪移るよ？



風邪で弱ってるときは大胆なんだな〜。



いや、そうじゃなくて



海:うつんねえよ。多分。




-Aサイド-




海さんがポカリを口に含んだ。




すこしずつ口移しされるが、やっぱり口の端からこぼれる。




口の端からこぼれたのを海さんがなめてくれるんだけど、どうしても……




A: ………ん…ッ…




海:なに？感じてんの？やっぱ、熱の時って敏感になんのか？




恥ずかしい……




海: …熱のときって汗かけばいいって言うよな。



A:えっ？！




海:もうだめ。お前可愛すぎる。




A:なに？！




海:襲いたいんだけど。もう我慢できない。愛してるよ。A。




A:待って、わたし熱あるし！！




海:関係ない。




そういうとわたしの全身を触る海。舐めたり触ったりしてきてどうしても声が出ちゃう。熱あるからなおさら敏感……。




海:かわいい。もっと声聞かせて。




A: …んん…う、っみ…ッ…




海:本当、耳と首弱いよな〜。本当かわいい。




A:あ…ッはぁ…




海:も、…いい？




A:う、ん…




2人同時に果てた。



翌日。



海さんにはちゃんと風邪が移り、わたしが看病してあげました。



end

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