ワスレモノ【坂田銀時】

8 ページ8

貴方「ありがとう、神楽ちゃん」








神楽「ううん！いいろよし！

それよりどうして泣きそうアルカ？」








神楽ちゃんの白い手が優しく腫れた頬に氷を当ててくれる、









貴方「な…んでだろ

ハハ…」









神楽「A？」







貴方「ごめ…ん


神楽ちゃん…、少しだけ抱きしめていい？」









泣きたくても









神楽「当たり前アル！！

さぁ！こい！！A！！」









貴方「ありがとう」









涙が出ない。







泣きたくても、叫びたくても








お妙「あら、お邪魔だった？」








貴方「ううん！

ごめんね、お妙ちゃん。傷薬ありがとう」






お妙「ーーー…」







できない。








貴方「…ごめん、お妙ちゃん

今右耳で呟いたこと聞こえなくて」









お妙「え？」









神楽「どういうことネ！！」









私、









貴方「右耳…聞こえなくなって

ごめんね…」













こんなダメダメだったっけ。

9→←7

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す