俺、今日から六つ子辞めます。【一松】

１３ ページ14

不意に温もりを感じて、涙やらなんやらでぐしゃぐしゃになった顔を上げた。



カラ松が泣きながら俺を抱きしめてて、

俺はより泣けてきてしまった。


ぐし、と袖で乱暴に涙を拭って、また毒づいてしまう。



一「こん、な時まで、…グスッ、兄貴面かよ………

テメェだって泣いてる、クセに…」

カ「ぁ…ご、ごめんな……
なんだか放っておけな、く、て…えぐっ…」



いい大人が2人して、泣きじゃくって……


馬鹿みてぇ…

一「………クソ松」


カ「…なんだ？」

一「テメェ…俺なんかの言葉で、自分…追い詰めんなよな……」
カ「…すまない」



これで解決したなんて思った俺が馬鹿だったんだ！


あの時点で、猫カフェをやめれば…

六つ子をやめる事(・・・・・・・・)をやめれば(・・・・)………



あんな事にはならなかったかもしれないのに…！

続く お気に入り登録で更新チェックしよう!

最終更新日から一ヶ月以上経過しています
作品の状態報告にご協力下さい
更新停止している| 完結している


←１２

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す