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2人で1つの自転車に乗ってるわけだから、要するに、狭いのは当たり前で、

誠司の背中に、どうしても濡れてる体が当たってしまう。


それが、なぜかドキドキする。

誠司の背中、こんなに大きかったっけ、なんて変なこと考えながら。



誠司「・・・おい、ちゃんと掴んどけや。(グイっ)」

A「わっ!ちょっ、誠司!」



誠司は、いきなり私の腕を引っ張って自分のお腹に回さすから、私は急いで離れようとした。

だって、誠司が濡れちゃうじゃん。



A「くっついたら、誠司が濡れてまうっ。」

誠司「ダメや。このままでええ。・・・」

A「・・・」



このままでええ、なんて言われたら、離れられるわけがない。

濡れて冷えた体に、誠司の温かさがじんわりとしみた。












誠司『早よ風呂入り!風邪引くで。じゃあな。』



そんなこと言いながら、しっかり家の前にポトンと落とされた。



「・・・ジャーーー」

A「・・・って、何で誠司のこと、考えとるん、、」



シャワーで、自分の気持ちを流してしまいたかった。




“幼なじみ” 以上の気持ちに、気づくのが嫌だった。









簡単に流せれば、どれだけ楽なのだろうか。











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にゃあ - 面白かったです! (2020年2月11日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月8日 17時

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