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A「・・・これにしよ。」
ただいま、私はお買い物に来てます。
なぜかというと、誠司に 手袋 を買うため。
だって、マフラーもらっといて何も返さないなんて、良い気持ちしないから。
帰ったら、誠司に渡そう。 ありがとう、って言葉をつけて。
A「誠司、居るかなー、、、あ、居った。せいっ、」
誠司「おい。やめろや、それ(笑)。」
?「もーっ、誠司くんたら!」
A「・・・え、?」
どういうこと。
誠司が、ただでさえ嫌いな女と、楽しそうに喋ってる。
あ。 あの子、あの時の、
誠司「(チラッ)っ、、」
?「ん?誠司くん?何かあったの?」
誠司「(フイッ)い、いや。何でもあらへん。」
こっち、見たのに。 すぐ、目を逸らした。
あの子が、隣に居るから? あの子のこと、好きになったから?
じゃあ、なんで、
一瞬だけ辛そうな顔をしたの?
母「・・・おかえり。あれ、あんたそんな手袋持ってたん?」
A「これは、、、私のやないっ、」
母「Aっ、」
何か言いたげだったけど、振り切るようにして階段を駆け上がった。
なんで、こんなにムキになってるんだろ。
嫌いだから? あの子が隣に居たから? 好き、だから?
ワケが、分かんないよ。
ただ、悲しくて、
ただ、寂しくて、
こんなに 会いたい なんて思ったことなくて、
これを認めたら、
現実は変わりますか?
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にゃあ - 面白かったです! (2020年2月11日 22時) (レス) id: 6c1a3f5f49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Tsumu | 作成日時:2019年9月8日 17時