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やっぱり、鈴木くんってちょっとおかしい…。

反応も大袈裟だし。

思わず笑っちゃいそうになるんだよね。

「ありがとう…、鈴木くん」

少しだけ、気分が軽くなった気がする。

鈴木はキョトンとなった。

「何のお礼?」

「内緒」

「えー!!めっちゃ気になるんだけど!」

「あははっ!」

声に出して笑った。

鈴木くんは凄い。

人を元気にする力をもっているんだ。

鈴木くんがいるだけで、そこの空気は明るくなる、みたいな。

そこで、家についた。

「私、ここだから。またね」

「おう!またな!」

鈴木くんに手を振り、ドアを開け自分の部屋に荷物を置く。

宿題しなきゃなぁ。

「おねえちゃん〜…っ」

部屋の扉を叩く音。

この声は弟だ。

ドアを開け、弟に目線をあわせた。

「碧、どうしたの?」

涙をボタボタと流しながら、碧は足を指差す。

ん?

目線を下げ、足をみると血が少量流れていた。

私は目を見開いた。

「何かあったの!?」

「ねこさわってたら…ひっかかれた〜っ」

私は小さな手を握り、リビングに置いてある救急箱を手にとる。

「ほら、そこに座って。お姉ちゃんが直してあげる」

碧は素直に座った。

私は消毒液を足に塗った。

「いた〜いっ!」

「大丈夫だから。後ちょっとだけ頑張ってね」

「がまんしたら…いっしょにおやつたべてくれる?」

「もちろん。だから、頑張れ!」

「うんっ。ぼく、がんばる」

可愛いな、と思いながら絆創膏を貼る。

その間、碧はジッと耐えてるようだった。

よし!

「終わったよ」

「おねえちゃんありがとうっ」

「お菓子、食べようか」

棚からいくつかのお菓子を出す。

「食べたいのを一つ選んで?」

「う〜ん…これにするっ!クッキーっ」

残ったのを棚に戻し、お皿にクッキーを並べ机の上に置いた。

二人で椅子に座って手を合わせる。

「「いただきます」」

碧は口をパクッと開けた。

「おねえちゃんっ。あ〜」

「一回だけだからね?はい、あ〜ん」

碧の口にクッキーが入る。

「おいしい〜っ」

ほにゃと笑う碧。

癒される…。

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みあゆい - 私、小説家になるのが夢で…。もしかしたら、この小説を小説家になるためにつかったりするかもしれません。すみませんが、この小説は途中で終わらせてもらいます。すみません…。 (2020年4月19日 1時) (レス) id: d8054442c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあゆい | 作成日時:2019年12月4日 16時

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