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結局、本を読むのをやめ教室に戻った。

夕希が教室に入ると、一人の女子が抱きついてきた。

「わっ」

「夕ちゃ〜ん、どこ行ってたの〜っ」

「ごめん、図書室行ってた」

「言ってよ〜!!」

「分かった分かった。ほら、席つこ」

涙目で夕希を見上げるその頭にポンっと手をのせた。

この女子は夕希の友達だ。

一番仲がいい。

名前は伊藤結という。

前後の席で、一緒に席に座った。

ふと、視線を感じ教室を見渡す。

思わず、ビクッと肩が飛びはねた。

鈴木くんが、ムーッ、と音がつきそうな視線で夕希を見ていた。

何怒ってるの…。

「夕ちゃん?」

結がコテッと首を傾げた。

女子の私から見ても、その行動は可愛い。

「え、何?」

「なんか、あった?」

ドキッとなる。

告白されたことは言わなくていいよね…。

それに、友達同士で恋愛の話をするのは夕希は苦手だった。

「ん?何もないよ」

「…そっか」

結は夕希の手を握った。

「なんか困ったことあったら、言ってね?結、助けてもらってばっかりだもん」

「…うん。ありがとう」

鈴木くんの方をチラッと横目で見る。

「ひっ!」

「夕ちゃんっ!?どうしたの?」

思わず声を出しちゃった。

「何もないよ!うん、何もない!」

「そう?」

「そうそう!大丈夫だから!」

もういちど

もう一度、鈴木くんをみてみた。

今度は悲鳴は出なかった。

というか、我慢した。

怖いんだけど!!

鈴木くんの視線はものすごかった。

席が離れていても分かる禍々しいオーラ。

夕希には鈴木くんの目がこう言ってるように感じた。

『何、手握られてるの』

女子じゃん!?

てか、あなたは私の彼氏でも何でもないのに何その目!!

もしかして、嫉妬?

最初の視線は結が私に抱きついたから…とか?

鈴木くんに告白されて、色々と目に映るようになっていた。

私は「ごほんっ!」と咳をする。

鈴木くんはハッとなったように、慌てて視線を反らした。

夕希は大きなため息を吐いた。

2→←それは突然に!


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みあゆい - 私、小説家になるのが夢で…。もしかしたら、この小説を小説家になるためにつかったりするかもしれません。すみませんが、この小説は途中で終わらせてもらいます。すみません…。 (2020年4月19日 1時) (レス) id: d8054442c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあゆい | 作成日時:2019年12月4日 16時

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