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「ほんと、人って噂話が好きだなぁ」

「そうだね…」

「んー…、言っても疑うかも知れないけど、私は別にいいと思うよ」

「へ?」

「女子が恋愛対象でもいいじゃん」

なにいってるの…この人。

疑っていると、佐藤さんは「やっぱり疑った」と言った。

疑うに決まってる。

そんな人、そう簡単にいるはずない。

「嘘だ…っ」

「嘘言わないよ。少なくとも、私はなんとも思わない」

目に涙がたまっていく。

…嬉しい。

「……。伊藤さん、私と友達になってくれない?」

「え…」

目をゴシゴシと擦る。

「あ、ダメダメ。そんなに擦っちゃ…、ほらハンカチ」

借りて涙を拭く。

「…佐藤さん、友達いるのになんで結なの…」

「遊びにいく友達とかいないから。学校でただ話すだけの友達ならいるけどね」

「結でいいの…?」

「うん」

佐藤さんはポケットから携帯を出す。

「連絡、交換しない?」

結はコクッと頷き、番号を教えあった。

佐藤さんにのペースになってる…。

サバサバとしていて、弱々しい結とは大違いだ。

羨ましい。

この性格のせいで、昔から人をよくイライラさせていた。

佐藤さんと一緒にいたら、結、変われるかな。

「よし。帰ろうか」

「ん…」

いつか、佐藤さんに言わなきゃ。

結の家のこと。

怖いけど…。

だが、その必要はなかった。

話すきっかけが出来たから…。

それは、一週間後のことだった。

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みあゆい - 私、小説家になるのが夢で…。もしかしたら、この小説を小説家になるためにつかったりするかもしれません。すみませんが、この小説は途中で終わらせてもらいます。すみません…。 (2020年4月19日 1時) (レス) id: d8054442c3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みあゆい | 作成日時:2019年12月4日 16時

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