反日？そんなの知ってる‥

#31 ページ32

しばらく‥隣の子たちの会話を聞いていると‥




どうやら防弾少年団というグループに「テヒョン」がいるらしい





人違いかもしれないけど‥なんだか会いたくて仕方なかった





「でも‥テヒョンって彼女いるらしいよー」



「うそぉ‥テヒョンはARMYのものなのに！」




その一言に苦しくなる胸





この子達が話しているテヒョンの人と人違いかもしれないのに苦しくなる私







『もう‥出よ』





これ以上‥聞いていても仕方ないと思い外に出た







外に出ると暗くなっていた




『早く帰らなきゃ‥』





私は夜が嫌い‥あのクソお義父さんを思い出してしまうから






私は過去の体験から沢山のことを嫌いになった





まずは男の人と女の人‥裏切られそうで怖いから‥あまり関わらないようになった





会社の人達なら、信頼できるから良いんだけど‥新しい会社の人達は私を嫌うかもしれない‥





______私は人が怖い






周りからすればただのコミュ障‥そう思うかもしれないけど‥私はただただ怖いのだ‥





だから‥深入りしないようにしてる‥









あ、もう一つ嫌いなものがあった‥






それは夕日‥






テヒョンと見た夕日はとても綺麗で美しかったのをよく覚えている‥







でも‥今は、その思い出がただただ苦しい‥









私ばっかり覚えてて‥私ばっかり辛くなってる‥それが悔しくて何度も自分を傷つけた‥









傷ついた私を見て心配する義両親も嫌いだった‥









『お願いだから‥死なせてよ‥っ』





中学生の時‥私は義両親に言った







"死なせて"と_______








でも‥両親は止めるばかりで死ねなかった‥








ある日‥義両親が私を残して出て行った





出て行った理由は私の面倒がもう嫌になったかららしい‥









私の目から出るのは涙ばかりで‥悲しみが私を襲った









押し寄せてくるのは後悔と悲しみと怒りで‥私は狂ったように泣きじゃくった









私って生まれてこなかった方が幸せだったのかもしれない‥






生きてた中で私を幸せにしてくれるのはテヒョンだった‥






やっと唯一無二の存在ができたって思ってた‥









でも‥テヒョンは私から離れるように消えていった









ねぇ‥テヒョン









_______今、幸せですか？

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