28．一方…(ギャグ回) ページ31
乱藤四郎side
三日月「くそがっっ！」
乱「いや、いい加減収まってよ。」
皆、凄い目で見てるよ。悪い意味で。特に年寄りが。
ここは察してるだろう、本霊の本丸。
そこで、僕と三日月さんは縁側でお茶を飲みながら、二人でAちゃんの様子を見てたんだけど…
さっきからAちゃんは清光さんやら燭台切さんやらと話してたせいで、嫉妬して嫉妬して。
三日月さんは過保護どころが依存してるので、まぁこうなるのはちょっと分かってたけど…
乱「三日月さん…いい加減諦めなよ。僕らはこの本丸から出られないし、こうやって見れるのも結構幸せな事なんだからさぁ……」
三日月「うむ…それは重々承知している。
しかし……やはり、一度愛したAだからこそ、手の内に納めたくなる…」
そう言って涙を流しそうにうつ向く三日月さん。
すると、お茶の匂いにつられたのか、鶯丸さんが隣に座ってこう言ってきた。
鶯丸「先程からどうしたのだ、三日月。
同じ刀派でもない乱とよく話していたり、
何故か燭台切を斬ろうとしていたり、
泣き叫んでいたり……
爺の落ち着きがいつもより断然ない。
ほけほけした笑顔も浮かばないし、最近は心配する顔ばかりする。
……一度、鶴丸に驚かされた時、「A？！…何だ、鶴か。」と言っていた。
そいつが原因なのだろう？」
そう言うと、一呼吸置いて自分で持ってきたお茶を飲む鶯丸さん。
確かに、最近の三日月さんは本当に変だ。
呪いの様にAちゃんの名前を呟いてたり、度々Aちゃんの様子を見せろ、と訪ねたり…
異変は、絶対全員気付いたのだろう。
あの純粋な兄弟でさえも、気付いた。
そう思ってた時、三日月さんが急に鶯丸さんの方を向いて、こう叫んだ。
三日月「どうしてAの事を知っているんだ？！Aは俺の愛し子なのに…！」
鶯丸「お前がぶつぶつ言ってるから覚えただけだ。主もきっと覚えてるぞ。」
三日月「あ、あなや…」
鶯丸さんが冷静に返すと、三日月さんは項垂れた。
…やっぱり爺だ。自分から自害した事も、気付かないなんて。
やばい、これ面白いな。どS、ってやつに目覚めそうだ。
三日月「乱！！何故言わなかった！お前なら分かってただろう？！」
乱「確かに注意はしたんだよ？でも、ぶつぶつ言ってるのは三日月さんじゃんか。馬鹿なの？」
三日月「……」
え、何この刀剣、言い合いすっごい苦手だな。
…これ、Aちゃんに見せたら…止めておこう。目線が怖い。
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雪雫(プロフ) - 三日月の本霊がきていたから、薬研と新撰組も乱の中身が人間って知っているのでは？むしろ鶴丸の方こそ人間だと知らないのでは？ (2019年12月27日 2時) (
レス) id: 48f7317aae (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ありがとうございます！更新がんばってください！ (2018年9月29日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 乱→１４５センチ 薬研→１５３センチ 寄って同じくらいではないです (2018年9月28日 21時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
イケ(プロフ) - 12で三日月出てる？ (2018年9月23日 22時) (レス) id: 85ff92ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年9月11日 23時
