23．…何これ？ ページ26
それから、短刀達が私達の元に来て、たくさん誉めてくれた。露骨に清光もまざってた。
どうやら会話は全部聞かれていたらしい。喋り方で何となく分かる。
その後もたくさん喋った。
自分の席について、たくさんお喋りした。
右隣にいち兄、左隣に五虎退、目の前に薬研にして。
その後、急に静かになったと思ったら、どうやら主が来たらしい。
……似てる。
友斗「えーっと、今日もお疲れ様。夕餉食べて、しっかり回復しとけよ。
…それと、乱。お前も、ゆっくりしてくれよ。ここにきて疲れたろ、しっかり甘えておけよ。」
目が合うと同時に、そう言ってくる。
……違う。
似てるけど、この人はあいつらと何となく違う。
…信じてみよう。
そう思っていたら、既に皆は食事をしていた。
…二本の棒を、どうすればいいんだろう。
一期「乱、どうしたんだい？」
『えっと…これって、どう持つの？』
生憎、私は不死なので何も食べなくてもすんだ。
多分、棒で食べ物を掴むんだろうけど…今日初めて見たので、使い方が全く分からない。
…あれ、何か目線が凄い。皆、顔を…
な、何だろう、何かいけない事でもしちゃったかな…
そう思うと、涙が浮かんでくる。
一期「……乱、箸を見た事がないのかい？」
『はし、はし……そっか、これ…箸って言うんだね。』
二本の棒が箸、なんて名前があったなんて、驚いた。
ろくに食事も摂ってないから、マナーとかも全然分からないし、料理を作るなんて尚更。
目の前に広がる食べ物なんて、当然の様に分かりやしない。
一期「うーん…それじゃあ、私達が食べさせてあげようか。」
五虎退「ぼ、僕も手伝います…！！」
そう言って、私が持っていた箸を持ち、いち兄は器用に食事を持つ。
否…器用じゃなくて、本当は使えるのが当たり前なんだろう。
そう思ってる内に、目の前に食事がきたので、口を開けて食べる。
丁度良い熱さで、すぐに飲み込めた。
『………美味しい…！！』
五虎退「み、乱姉さん、次はこれ、どうぞ…！」
そう言って、五虎退に差し出された食事をまた食べる。
本当に美味しい。
作ってくれた人にお礼を言わなくちゃ、こんな私に作ってくれたのだから…
…そう言えば、触手の事も、いつかは言わなくてはならないな。
不老は刀剣男士(女だけど)になれば自動的になるって言ってたし、不死もまぁいいかなぁ…
…異物を言うなんて……私には、そんな覚悟ないな。
そう思いながら、また食べた。
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雪雫(プロフ) - 三日月の本霊がきていたから、薬研と新撰組も乱の中身が人間って知っているのでは？むしろ鶴丸の方こそ人間だと知らないのでは？ (2019年12月27日 2時) (
レス) id: 48f7317aae (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - ありがとうございます！更新がんばってください！ (2018年9月29日 15時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - 乱→１４５センチ 薬研→１５３センチ 寄って同じくらいではないです (2018年9月28日 21時) (レス) id: 866317dc4d (このIDを非表示/違反報告)
イケ(プロフ) - 12で三日月出てる？ (2018年9月23日 22時) (レス) id: 85ff92ecab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤林檎 | 作成日時：2018年9月11日 23時
