アイドルのシェアハウス２

助っ人 3 ページ10

ー瑛仁サイドー

10時半。
俺はトイレで目が覚めた。
ふと枕元を見ると、封筒があって、その封筒の中には「はやくげんきになってね」って文字の手紙とイラストが書いてあった。

きっと、HAYATOとAちゃんが用意してくれたのだろう。

嬉しさから、俺の目には、涙がどんどん溜まって行く。


テーブルには、ご飯まであって……

ふとソファーを見るとお腹を出して眠っているAちゃん。

インフルが移るといけないから、俺は
服を直してブランケットをかけ
再び眠りについた。


寝ては起きてを繰り返していた
この一週間。


やっとみんな、元気になった。


助っ人に来てくれたHAYATOと、Aちゃんが書いてくれた手紙。

そして、俺たちがしんどい間、大人しくしていてくれたAちゃんのおかげで、もうすっかり元気。


あ、そうそう。

俺たちのインフルエンザが治った頃……




HAYATO「永人さん……あの……ゴホゴホッ」

A「うぁーんゴホゴホッ」


二人ともインフルエンザに感染……





今度は、俺たちが看病しましたとさ



あの時Aちゃんからもらったあの手紙

額縁に入れ、玄関に飾り、みんなの宝物になったことは、言うまでもない

みどり→←助っ人 2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す