アイドルのシェアハウス２

家キャンプ 4 ページ35

「お会計28万6250円になります」

苦笑い気味に言うお姉さんに、現金で30万円支払う。もはや、ラグビー部の合宿だよね……

飲み物が足りなかったらコンビニに行けばいいか。大量の荷物をガレージの裏に隠し俺たちは家へと入っていった。

ここからが問題。
Aちゃんと豪志を家から出す必要がある。

近くのパーキングに車を止めたから……ドッキリはバレないはず。

上田・稲又「ただいまー」

他のメンバー「おかえりー」

部屋の中から未だに泣き声が聞こえる

ごめんね？楽しませてあげるからね……
心の中でそう誓って部屋の中へと入っていった

上田「豪志ー、せっかくならAちゃんと貴章と、ドライブにでもいって来たら？外行くだけでも気分晴れると思うし。近くのパーキングに車停めてあるから、そこに車を止めてまた家に戻って来て。俺たちが帰って来ていいよって言うまで遊んで来なよ」

そう言って車の鍵を渡した。

一瞬「何言ってると？」って顔をした豪志だったけど、すぐに出かける用意して、Aちゃんと貴章と3人で車へとむかった。

上田「よし、みんな準備しよう。
まず、魁と瑛仁は部屋の中を片付けて簡易テントを設置して〜

直也はゲストルームを片付けて部屋の床にビニールシートを引いて、その上にこの園芸用の砂をまいてきて。

俺と弘士はお風呂場ね」

え？お風呂場？なんで顔をしてたけど実はもう１つドッキリを仕掛けている。

みんなテキパキと準備をしてくれる中、俺たちは大量の壁紙シールを持ってお風呂場に行った。

実は、買い物行った時に100均で木目の壁紙シールを発見、それを大量に買った。

キャンプ場のお風呂ってログハウスみたいだからさ。

素早く貼り付けシールの上にウサギやカブトムシなど自然を思わせる動物のシールを貼りお風呂場は完成。

俺たちはその足でそのままバーベキューの準備をした。

Aちゃん、喜んでくれるといいな

その一心で……ひたすら準備した

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