アイドルのシェアハウス２

挫傷 2 ページ30

ー永人サイドー

中村「永人今日オフなの、永人だけやけん、A見てて欲しいっちゃけど」

朝から豪志にそう言われ、俺はAちゃんを見ることになった。

シェアハウスして数ヶ月

まだ接し方にも慣れていない俺……

豪志に言われ許可したものの、何をしてあげたらいいか分からず、午前中は部屋に居たんだけど

近くに大きな公園ができて……
そこに行こうかなと思い、誘ってみた

すると、意外にもお外を指差し、嬉しそうに飛び跳ねるAちゃん。

補聴器を耳に装着して手を繋いで歩いていた

何事もなく公園について、遊んで帰る

そう思って居たけど……

【キーーーーーードンッ】

そんな効果音と共に感じたのは全身の痛み……

そして、Aちゃんの泣き声……

俺とAちゃんは、居眠り運転にひかれていた……

すぐに救急車を呼び豪志にラインを送った……

【ほんとごめん豪志……】

この言葉しか打てなかった。


ー数分後ー

救急車がサイレンと赤色灯をつけて、やってくる

俺は額の怪我、体の痛み
咄嗟にAちゃんを庇ったから目立った外傷はAちゃんには、なかったけど……

上田「あの、俺はいいので先にこの子を……」

と、救急隊に告げ一緒に病院に付き添った

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