アイドルのシェアハウス２

お正月 2 ページ19

末永「あーーーーーーお年玉袋……」

中村「貴章、新年から元気だねー
お年玉袋なんでいると？親戚の家いくと？」

この人は、天然なのだろうか、ネタなのだろうか、ボケているのだろうか……

みんなの流れからして、あげるのはAちゃんなのに……

末永「いや、Aちゃんに……」

中村「いやいや、そんな事気にせんでよかばい」

そう言っている豪志の口は、上がっていた

ほんと、かわいいわ


俺は、財布から5000円を取り出し、豪志に歩み寄った

末永「裸の心、受け止めて〜」

とある歌手の歌を歌いながら、豪志に裸の5000円を渡す。

笑いに包まれていると、部屋に入ってきたのは永人

永人は、お年玉袋を用意していて、それを豪志に渡していた。

末永「ピーンポーンパーンポーン。上田永人さん、上田永人さん、お年玉袋をお探しの末永貴章さんが、迷子になっています。至急、お年玉袋を片手に、こちらまでお越しください」

そう言うと、呆れた顔でお年玉袋を渡してきた永人。

気まずかったけど、一度豪志から、お年玉を回収して、五千円札をお年玉袋に入れる。


俺たちは、笑いがあってこそのアンビシャス

最高のメンバーと過ごす新年は、とても幸せに思えた

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