検索窓
今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:2,289 hit

迷子 ページ1

ー弘士サイドー

Aちゃんは、今日初めての飛行機に乗る

……というのも。

俺たちは、仕事の都合上、東京へ向かうことになった。

中村「今から、飛行機に乗ります。
人がいっーぱいいるけん、静かにします。
しーだよ」

そう言って豪志は、自分の人差し指をAちゃんの口元に持っていった。

無事に搭乗手続きを終え
飛行機が上空へと上って行く

騒ぐかなーと思いきや、物凄く静かに座るAちゃん。

みんな、ほっと胸を撫で下ろしていたんだけど……

CA「お飲み物は、いかがなさいますか?」

機内サービスが始まると。


A「あーあーあー」

と、手を伸ばし、早くジュースをくれと言わんばかりに、声を出す。

静かな機内。
Aちゃんの声だけが響く。

中村「すいません、この子にはリンゴジュース、俺たちは、コーヒーお願いします。

A、静かにします。
ジュースもらえるけん、待っちょって」


周りに頭を下げる豪志。

小さい子がいるとわかっているから、大丈夫です。
と、言わんばかりの、みんなの笑顔に胸を撫で下ろしていたとき。

ガタンっ


突然揺れ始めた機内。

その瞬間

「ぎゃぁぁぁぁあっーーーーーーー」


大きな絶叫

ショートパンツで生足。太ももの部分に熱々のコーヒーがかかったようだった。


CA「申し訳ございません……すぐに
冷やすもの取ってきます」

足早にその場を去る CAさん。

戻ってきて、冷たいおしぼりをAちゃんの太ももに乗せる。

それでもパニックになっているAちゃんは
それを払いのけようとした。


ふと見ると、真っ白で小さな太ももは、
赤く染まっていた。

迷子 2→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 8.5/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
10人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

麻希(プロフ) - さやかさん» ありがとうー (2021年5月1日 21時) (レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
さやか - 楽しいし面白かったよ次投稿楽しみにしてるね (2021年4月30日 16時) (レス) id: db74ddebbb (このIDを非表示/違反報告)
麻希(プロフ) - 美紀さん» ありがとうございます。美紀ちゃんも、コロナお気をつけください (2021年1月3日 20時) (レス) id: fabd760f23 (このIDを非表示/違反報告)
美紀 - 移行おめでとです最高ですコロナウイルスに気をつけてくださいね (2020年12月26日 16時) (レス) id: 8204dae0fb (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:麻希 | 作成日時:2020年11月26日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。