匂わせ30 ページ32
名字 side
廉くんとのW主演の映画が決まり
原作を読んでみると
名字
｢内容やばいじゃん｣
高校生の私が演じるのにはまだ少し早いような気もしたが、原作の女の子は女子高生。
年齢がちょうどとゆうことで
名字
｢こんな高校生どこにもいないでしょ｣
と誰もいない楽屋で1人ぽつりと呟き
この訳を演じることに対しての対抗があるわけじゃない。むしろ色んな役を演じることが出来るのは女優としての誇りでもある。
ただ問題は今回の相手役。
紫耀と週刊誌に撮られたあと
廉くんの連絡先を消して
彼の目の前から完全に姿を消したつもりだった。
わたしには涼がいてるのにも関わらず
時々廉くんと過ごした幸せだった日々を思い出してしまう。
少し気を緩めると君のことが好きだったときの
気持ちを思い出してしまいそうで
強く心に蓋を閉じた。
なのに神様は意地悪なのか優しい人なのか
廉くんとわたしをもう一度引き合わせてくれた。
どんな顔をして廉くんに合えばいいのかも分からないが、共演させてもらうのに挨拶もなしとは行けないと思い私の方から廉くんの楽屋に向かうことにした。
廉くんの楽屋の前につき
"永瀬廉 様"
文字を見ただけなのに
何故か涙が溢れそうになった。
仕事。これは仕事。
そう言い聞かせ
コンコンッ
ノックをし扉を開け
もうあの頃の幸せな関係じゃない。
ただの赤の他人。
そう言い聞かせて
名字
｢失礼します、共演させて頂く名前です｣
しっかりと君の目を見つめて
声が震えていたのかな
涙でそうになってないかな
廉くんって呼びそうになってないかな
なんてはっきり覚えていない。
だってそんなことを考える時間を廉くんはくれなかった。
気がついた頃にはわたしは廉くんの腕の中にいた。
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とら - 作者様のペースで頑張ってください (2018年12月11日 17時) (
レス) id: 3a2e556842 (このIDを非表示/違反報告)
龍月(プロフ) - ごめんなさい。本当に似たような作品があるとは知らなくて…もちろん薔薇のページは消しました！本当にごめんなさい… (2018年12月11日 15時) (レス) id: 844b4cce96 (このIDを非表示/違反報告)
るり - 普通の熱愛系の小説とは一味違って面白いです！！楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2018年12月8日 1時) (レス) id: 8fd48de97e (このIDを非表示/違反報告)
maopipi(プロフ) - アリサさん» 私も匂わせする人ってこんな感じなのかなって想像しながら書いてます！そう言っていただけたら嬉しいです！ (2018年12月6日 23時) (レス) id: c89c0850cb (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 実際に匂わせする人ってこんな気持ちかなぁって勝手に想像して読んでます？すごい好きです！更新頑張ってください！ (2018年12月6日 22時) (レス) id: b4dcc99025 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maopipi | 作成日時：2018年12月5日 14時
