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匂わせ13 ページ14

名字 side

さすがに未成年だから居酒屋なんて
行きやすい場所に行くことなんてできなくて

平野
「俺から誘ったのにファミレスでごめん、
次はええとこ見せるから」


名字
「そんないいとこだなんて(笑)
こうゆうお店の方が好き!ご飯も食べやすいし!」


平野
「ほんま?そう言ってくれると助かるわ〜(笑)」



と彼はふにゃっと効果音がつきそうな
優しい笑顔で私にそう言ってくれた。



ああ、廉くん普段はあんなにイケメンなのに
笑うと子猫みたいな顔になるんだよね

ってこんなときでさえ考えてしまうのは
廉くんのこと。


平野
「もしかして今廉のこと考えてる?」


名字
「え、なんでわかったの?」


平野
「なんとなくって言いたかったけど
顔に廉くんって書いてある」


名字
「そんなわけないじゃん!」



って笑って誤魔化してみたけど
紫耀くんには全てバレてそうで
なんだか素直に話せるような気がした


名字
「実はね、さっき帰ろうとしたときに
廉くんと女の子が腕組んで歩いてるところ見ちゃって、顔ははっきり見えなかったんだけど、好きな人を見間違えるはずなんてないし、」



平野
「ん〜廉に限ってそんなことしやんと思うねんけどな〜。直接聞くのも聞きづらいしな、」



名字
「そうなんだよね。
廉くんも私の事大好きでいてくれてるって思ってたんだけどそうじゃなかったみたいだね。
好きなのも私だけだったのかな〜、」


平野
「なあ名前ちゃん、泣いてる」


名字
「え、嘘ッあ、ごめんッ、わた、し、帰る!」



涙が出てるなんて
紫耀くんに言われるまで気づかなかった。

あぁ、私、廉くんのこと
こんなに大好きで、愛してるんだ。

嫌とゆうほど思い知らされる
自分の廉くんへの気持ち。



平野
「こんな場所で女優さんが泣いてるのって
写真撮られるのも嫌やと思うし、
嫌やったら全然いいねんけど
もし良かったら俺んちこうへん?」




腕を組みながら歩いている廉くんの姿を見るまでの私なら今すぐにでも家に行くことを断っていただろう。
だけどなんでも良くなってきて
今目の前にいてる彼に慰められたい。
そう心の底から思っていた。



名字
「行きたい、紫耀くんのお家に、行きたい」



平野
「、、」





私がそう答えると、彼は返事も何もせずに
私より大きい暖かな手で
私の手をしっかりと握りしめ
お店から連れ出してくれた。



平野
「辛いんやったら無理しやんでいいねんで
好きな子が目の前で泣いてるの辛い」

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とら - 作者様のペースで頑張ってください (2018年12月11日 17時) (レス) id: 3a2e556842 (このIDを非表示/違反報告)
龍月(プロフ) - ごめんなさい。本当に似たような作品があるとは知らなくて…もちろん薔薇のページは消しました!本当にごめんなさい… (2018年12月11日 15時) (レス) id: 844b4cce96 (このIDを非表示/違反報告)
るり - 普通の熱愛系の小説とは一味違って面白いです!!楽しみにしています!更新頑張ってください! (2018年12月8日 1時) (レス) id: 8fd48de97e (このIDを非表示/違反報告)
maopipi(プロフ) - アリサさん» 私も匂わせする人ってこんな感じなのかなって想像しながら書いてます!そう言っていただけたら嬉しいです! (2018年12月6日 23時) (レス) id: c89c0850cb (このIDを非表示/違反報告)
アリサ - 実際に匂わせする人ってこんな気持ちかなぁって勝手に想像して読んでます?すごい好きです!更新頑張ってください! (2018年12月6日 22時) (レス) id: b4dcc99025 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:maopipi | 作成日時:2018年12月5日 14時

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