ハロー！スプリング ym×in

爽やかな朝 ページ49

side やまだ


俺だって寂しかったのは一緒だよ。

仕事中だっていつも伊野尾ちゃんの事考えてるんだよ。

ちゃんとご飯食べたかな、お風呂はいったかな…とか。
過保護すぎかな、俺。


家に帰るとやっぱり伊野尾ちゃんは無防備に机で寝ていて、

ほんとこの人は…と思いながらも顔が綻んだ。



「寂しかった…」



そんな事言って、ちゅーしてって涙目でねだってくるから

そりゃ、理性なんてものはぶっ飛んでしまって…






「……ごめん、止まれないかも」


伊野尾ちゃんをソファに押し倒して愛撫すると、背中に手が回ってきた。

顔を見ると真っ赤っかになっていて


「止めちゃ…やだ」


伊野尾ちゃんからちゅっと短くキスをされた。









ちゅんちゅん、ちゅん…


あー、なんて爽やかな朝なんだ…。



上機嫌で朝ごはんを作って寝ている伊野尾ちゃんを起こしに行った。


身体を揺すると伊野尾ちゃんは「ん…」と唸って、薄く目を開いて、


「やまだぁ、おはよ…」


天使のような笑顔で微笑んでくれる。

可愛い、好き…。



朝ごはん出来てるよと伝えると、わーい！とベットから起き上がろうとした彼はそこで動きを止めた。


「…？どうしたの？」

「……い、痛い」


伊野尾ちゃんはサーっとした顔で俺の方を見て、腰の当たりを抑えた。



え、え、えー！！！！
俺ってばそんなに激しかった！？

伊野尾ちゃんの大切な身体になんて事を…！！


「す、すみませんでしたぁー！！！」


全力で謝ると伊野尾ちゃんはいいってば…と腰を押さえながらゆっくりと立ち上がった。


「でもっ…」

「…俺から誘ったんじゃん、昨日は」


伊野尾ちゃんは照れたように腕で顔を隠す。


「…それより朝ごはん…腹減った」

「う、うん！！」


リビングまで伊野尾ちゃんに肩を貸して移動した。


申し訳なさすぎる…！！

今日の仕事はメンバー全員での収録だから俺がサポートしてあげないと…！

大好きだよ！→←涙腺崩壊です

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