ぐっすり寝ました ページ42
昨日と同じようにベットに2人で寝っ転がった。
伊野尾ちゃんが自然と俺の背中に手を回してきて、ぎゅーっと抱きしめられている。
「い、伊野尾ちゃ…」
「やまだ、眠い?」
「へ?」
俺の顔を見て、当たり前だけどめっちゃくちゃ近くて、伊野尾ちゃんは目を潤ませている。
…しかも、あんだけ忠告しといたのに今日はペラッペラのTシャツ(色気だだ漏れ)で風呂場から出てきたんだからそれはもう襲えっていってるようなもんで…。
「眠くないよ」
そう答えると伊野尾ちゃんは嬉しそうに微笑んだ。
「やまだ、ちゅー…」
「ん」
唇に触れて、触れるだけのキスをしていると舌をねじ込んできたのは伊野尾ちゃんのほうだった。
この人、本当に分かってんのかな。
そんな事されたら俺、もう止まれないんだけど。
ぐいっと腕で引き寄せて服の中に手を入れ、素肌の背中に触れた。
「やまっ…」
「伊野尾ちゃん、いい?」
うるうるの目で、こくんと頷く伊野尾ちゃんは可愛すぎた。
上に乗っかってキスを続けると俺のシャツをぎゅっと握ってきて涙目で見上げて、
「…もっとして?」
なんていうから、もう心臓キュンキュンしすぎて穴あくかと思ったわ…。
ちゅんちゅん…ちゅん…
スズメの鳴き声が聞こえて心地のよーい朝を迎えた。
神様、仏様…。
幸せすぎてちょっと燃え尽きました…。
しばらくなんもしたくないです、昨日の余韻に浸っときたい…。
すやすや、俺の隣で眠る伊野尾ちゃんはもうしばらくは起きないだろう。
「いのーちゃん?」
呼んでも反応はない、よし寝てる。
俺は伊野尾ちゃんのふわふわの髪の毛にそっと触れた。
可愛いなぁ…。
思わず口元が緩む。
…朝ごはん、何食べたいかな。
なんて思ってベットから出ようとした時、目を閉じたままの伊野尾ちゃんの手が俺の腕を掴んだ。
「は!?」
起きてた??とおもって伊野尾ちゃんの方を見るけど…え?寝てるよね?
無意識でしてるってこと??
しばらく身動きを取れずにいると、
「んんっ、やまだぁ…へへっ…」
幸せそ〜に笑ってこてん、と俺の腕から手を離した。
…ど、どんだけ可愛い寝言言うんだよこの人。
寝てる時まであざといってどうゆう事だよ!殺す気か!
とっくに腕は解放されていたけど、俺はまたしばらく伊野尾ちゃんの可愛い寝顔をみつめた。
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(名前)ここな(プロフ) - supikaさん» 無理言ってしまってすいません!supikaさんの作品全て大好きなので、ぜひお願いします!笑 (2020年4月3日 9時) (レス) id: f0baab4516 (このIDを非表示/違反報告)
supika(プロフ) - (名前)ここなさん» ここなさん!そんな風に言って頂けて嬉しいです!続編ですか〜〜笑 検討してみます!!笑 (2020年4月3日 6時) (レス) id: c2fc507797 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)ここな(プロフ) - ほんとにもうsupikaさんが書くもの全部好きです!もうどれもめちゃめちゃキュンキュンして、全部続編描いて欲しいぐらいです!笑笑 (2020年4月3日 2時) (レス) id: f0baab4516 (このIDを非表示/違反報告)
supika(プロフ) - shootingstarhapさん» コメントありがとうございます!感情の描写が上手く伝わっているようで嬉しいです!苦労して書いた甲斐がありました…笑 (2020年3月23日 20時) (レス) id: c2fc507797 (このIDを非表示/違反報告)
shootingstarhap(プロフ) - 読みました(^^)supikaさんのお話は、2人の気持ちが知れてこの時こういう気持ちだったんだ…とか知れてお話の世界にすっと入って…。素敵なお話でした。是非この後の2人のイチャイチャをもっと見たいなと思いました。凄く癒されました(^-^) (2020年3月23日 6時) (レス) id: 29c1b2b83b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:supika | 作成日時:2020年2月12日 23時