赤い頬03 ページ3
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「ちょ、ちょ、なに...」
お昼ご飯を食べたあと、櫻井が席を立つのを見て俺もあとをつけた。
櫻井が自販機でミルクティーを買ってすぐ、櫻井の腕を掴んで校舎と校舎の隙間。
人がちょうどふたり入るくらいの隙間に連れ込んだ。
「なっ、なに...！？」
「...櫻井...おしり触らせて」
「は、はあ！？」
向き合ったまま下半身もぴったりくっついた状態で両手を櫻井のおしりに回す。
いつもは軽く触れるだけだったけど、今日は味わうように揉む。
櫻井は買ったミルクティーを両手で握りしめながら、耐えている。
....もっと抵抗してくれてもいいのに...。
あの智くんって人のときみたいに名前呼びながら抵抗して欲しいのに。
顔を確認すると、顔を真っ赤にして、うるっとした瞳で俺を見上げる。
櫻井はこんなに大人しい見た目して、フェロモンをムンムンと感じる。
「う、あっ...まって....」
思わず、我慢できなくて首筋に顔を埋める。
櫻井の匂いがブワッと香って、唇を寄せた。
さすがに殴られる覚悟だったんだけど、櫻井は言葉で抵抗するだけ。
....なぜだ、なぜ抵抗しない。
もはや抵抗の言葉すらも消えて、俺の耳元ではふはふと呼吸が聞こえる。
やばい、こんな密着した状態なのに反応してしまう。
これ以上興奮したら引かれると思って体を離した。
櫻井の目はいつもの比じゃないくらい潤んでいて、泣きそうってよりかは、なんか...。
「な、なんで....なんで松本はえっちなことするの...？」
そんな真っ赤な顔でそんなかわいいこと言われてしまっては。
すんなりと俺の口から言葉が出た。
「...かわいいから...櫻井が」
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血濡れ蛍 - ぽっぷ様、お久しぶりです。ぽっぷ様の作品の、ストーリー性や、表現の仕方に感動しながら読みました。特に、『ハッピーエンドにさようならを』を読んで、思わず涙が出てしまいました。今後も期待しています♪ (2021年4月2日 13時) (
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作者名：ぽっぷ
| 作成日時：2021年1月11日 0時
