黙って俺に愛されてなよ。【我妻善逸】

丗肆 ページ35

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なんだか今日は嫌な気がして仕方がない





「...ぎゅってしてもいいですか」

「今日は随分と積極的だね！？！？」

「...いいよ、おいで」





善逸さんと触れ合っていてもこのもやもやとしたものはなくなりそうにない




「好き、好きです善逸さん」

「俺も好き。Aちゃんのためなら俺死ねちゃうよ」

「冗談でも死ぬだなんて事言わないで下さい、」

「ふふ、ごめんって」






鬼だからちょっとやそっとじゃ死なないよ、と付け足す彼


嘘つき
鬼狩りいつ殺されるかも分からないのに



何も言わず私は抱き締める強さを強くする





「？、どうしたの？」

「何か不安？」





不安、彼は音でそう感じたのだろう






「分からないんです」

「何だか嫌な予感がして、不安になっちゃって」



「不安がることなんて何もないよ」

「大丈夫、大丈夫。」

「俺とずっといようね」





頭を優しく撫でられる


いつもの陽だまりのような優しくて甘い笑み
何時もならそれで安心していたのに







「はいっ...」




私達はずっと一緒だ





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