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拾弐 ページ13

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今日も無事店を終え、
風呂とご飯を済ませやっと就寝時間だ




今日あんな事があったからもう正さんは来ないかしら
出来れば余り来て欲しくないので来ない事を祈る



...善逸さん、女好きなのかぁ



確かに口説き慣れてると思った



けど善逸さんが声をかけた当の女の子は誰も相手にしない
そんな姿に少しほっとしていた





窓の外を開け夜風に当たる

今日の風はいつもより冷たい
ひんやりとした心地良い風が身体を包む

気持ちがいい




ぼんやりと外を眺めていると
下から手を振る見知った顔




「Aちゃーん!話があるんだ
少し降りてきてくれないかい?」




げっ、正さんだ
懲りずにまたやって来たみたい



流れ的にこれは告白、だろうか



またいつもみたいに断ろう...






「...わかったわ、正さん」




出来るだけ音を立てないように正さんの所へ向かう
善逸さんや清美さんはもう寝ているはずだから






「寝間着のAちゃんも可愛いね」

「そんな...ありがとうございます」





謙虚さと照れを交えたようで
実に男心を擽らせる





「...それで話って言うのはね、
僕の愛人になってくれないかどうしても君が欲しいんだ!」





告白なんて比にならないほどの爆弾発言だ



は!?恋人ならまだわかるけど愛人!?
この男こんな若い娘を愛人にするつもりだったの?






「えっ?、あ、あの...」

「いいだろう?お金も出すし、何より君は僕が素敵だと言ってくれたじゃないか...」





正さんが私の手を握り
また怪しい位置へと手を置く





「っ...」





なに、がおきたの?


人に触られる感覚が消え
正さんが血まみれで倒れている





「何なのこの糞爺...
Aちゃん、大丈夫だった?」


「あ、貴方は...」









本能的にそう悟った


しかもこの顔は見覚えがある
つい最近一本の薔薇を差し出して告白してきた方だ





浮かれていて鬼の存在なんて頭の片隅にもなかった




不気味に笑う鬼にゾクッと背筋が凍った





.

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むいくんガチ勢 - とっても感動しました!!!!!ありがとうございます!!!!! (2020年11月13日 18時) (レス) id: 161ba2dcae (このIDを非表示/違反報告)
チュン逸 - /////←言葉がうまく発せられない (2020年3月17日 9時) (レス) id: 561c6ca45d (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - よるさん» はい!無事完結致しました(o^^o)全て読んで頂けたなんて、、ありがとうございます(泣)文才だなんて恐れ多いです(;;)新作の方もコメント下さいましたよね!ありがとうございます!頑張ります! (2019年12月30日 23時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)
よる - 完結したんですね!この作品に関わらず全部面白いですね!文才に尊敬します!新作も見てるんでこれからも頑張ってくださいね(°▽°) (2019年12月30日 22時) (レス) id: bbe87bcae1 (このIDを非表示/違反報告)
花幡。(プロフ) - 愛那さん» ありがとうございます!!そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)ご期待に添えるよう新作も頑張って作成させて頂きますね! (2019年11月23日 18時) (レス) id: b26279b0f3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:花幡。 | 作成日時:2019年11月10日 18時

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