大貴side ページ41
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朝、いつも通りひかに起こされる
光「大ちゃん!慧!起きて!」
慧「…んんぅ」
大「…うぅ…」
それから着替えて顔を洗ってリビングに降りる
朝ごはんの前に、慧はちゃんと注射を打てるようになった
涼「はい!できた!」
慧「涼介ありがとう!」
自分から涼介に頼みにいくようになって、涼介の魔法みたいな痛くない注射のお陰で今日も1日を元気よく過ごせる
涼大「じゃ行ってきマース!」
…ただし、慧は学校には行けてない
学校に行こうとすると震えてしまった慧のために、宏太が少しずつでいいよ、行ける時になったら行こう
と無理に行かせていない
その代わり勉強が好きな慧に、俺が学校で教わってきたことを家に帰って慧に教えるのが日課になった
一緒に学校に行けないことは、俺的には本当はすごく寂しいけど、まずは慧の気持ちが第1優先
やっと治療に前向きになれたんだ
それだけでも本当に良かったと思ってる
注射を打つことが出来るようになったのは、医者になりたいという涼介のおかげ
今度は俺の番だと思う
絶対にまた一緒に学校にいこう
大丈夫、クラスのみんなはいつでも慧のこと待ってるからね
慧「大ちゃん!今日の数学新しい公式やった?」
大「やったよ!俺訳わかんないけど、とりあえずノートに写してきた!」
慧「もぅ〜大ちゃんが理解してくんないと俺わかんないよ〜」
大「こんな問題クラスで解けるの慧くらいだよ!数学の櫻井先生も言ってたよ、慧が居ないと誰も問題解いてくれないって笑」
さりげなく、少しずつ学校の話をしていく
少しでも行きたい、と思って貰えるように
慧「翔先生、俺のこと好きだからね〜」
大「そーいえば圭人も寂しがってた、慧がいないと誰も保健室に遊びに来てくれないって笑」
慧「みんな俺のこと好きすぎるでしょ笑」
大「好きだよ…玉も、雄也も侑李もクラスのみんなも慧に会いたがってる…」
ちょっと早かったかな…
慧の顔が曇る
大「っでも、まだ時間はいーっぱいあるから、なんなら来年も同じメンツだしね!笑」
慧「俺らの学校が田舎ってこと忘れてた笑」
大「大学は都会だといいね」
慧「…大学、行きたい」
ポツリと言ったその言葉は、今の慧にはとても前向きな言葉だ
大学行きたい、そう思ってるってことは学校に行こうと頑張ってるのかもしれない
大「絶対いこう!」
慧「…うん!」
ゆっくりでもいい、また一緒に行ける日が来ますように
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めおん♪(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます!感想頂けてとても嬉しいです!是非他の作品も見てみてください! (2020年7月10日 8時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - はじめまして。気になって読んでみたら、とても感動してしまって、今でも涙がとまりません。すごく感動するお話ありがとうございました。まだ、気になる作品たくさんあるので少しずつ読んでいこうと思います!! (2020年7月10日 1時) (レス) id: 95edc8c60d (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます!!歌詞に気づいて下さってとても嬉しいです!ご拝読頂きありがとうございました! (2020年6月6日 9時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 完結おめでとうございます!!更新頻度が高くてお話も面白くていつも楽しみにしていました!エピローグで歌詞が出てきた時、鳥肌がたちました笑 楽しい小説をありがとうございました! (2020年6月6日 7時) (レス) id: 5b2251d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜!嬉しいコメントありがとうございます!次回作も頑張ります! (2020年6月3日 23時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めおん♪ | 作成日時:2020年5月18日 10時