アイノユウヒ2〜family Love〜

光side ページ27

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お昼すぎ、いつも通り家事を終わらせて、デスクワークをしていると、学校から電話があり向かうことになった。




午前中退院してそのまま大ちゃんと元気よく向かったから大丈夫だと思ってたんだけどな〜



何回目だろうか、学校に迎えにいくのは

その度心が痛くなる


普通に学校に通わせてあげたいのに…







ｶﾞﾗﾗﾗ


光「すみません、迎えに来ました」




保健室の扉を開けるとソファに寝てる慧の姿が見えた




圭「あ、光君。さっきまた寝ちゃったんだ…それから………」





話を聞くと、どうやらただ低血糖を起こしただけでなく、クラスで何かあったらしい


詳しいことは、きっとそこに寝てる慧は他の人から話されるのが嫌いだろうし、あえて「本人から聞きます」と話をちゃんと聞かなかったから、何があったのかはちゃんとはわからない




でも、応急処置を断ったことは聞いた。



病気にかかった小さい頃から、体調が悪くなったらすぐ食べてね、と言われていた糖分補給を拒否したらしい


いつもは大ちゃんか自分でできるのに…



どうして…？





とりあえず寝てる間に注射を打ってくれたことを聞き、今は安定してるらしいけど、、


今後、治療を拒否されたらどうしよう…






眠ってる慧をおんぶして、車にのせる

家についてもぐっすり寝てる慧




このまま目を覚まさなかったらどうしよう、なんて不安さえ生まれてくる



大ちゃんが一緒じゃない、ということは本当に何かあったんだ





この小さいフワフワした頭を撫でれば、慧の不安が伝わってくるような感じがする






何かあるなら俺らに頼っていいからね、



俺がダメなら宏太でも大ちゃんでも良い



1人で抱えるのは絶対にダメだからな





両親はもう居ないけど、俺たちはいるから




俺ら家族だろ？




大丈夫だよ、慧









ブランケットを掛けてやり、仕事道具を慧の近くに持ってきて、そこで仕事をまた始める





再開した仕事は、全然集中できなかった









--------ｷﾘﾄﾘ線--------



ここまで読んで頂きありがとうございます！

重い内容になってしまいましたが、絶対にハッピーエンドで終わらせるので安心してください！

完結まであと少しです！引き続きご拝読頂けたら嬉しいです！

よければ評価もお願いします！

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