慧side ページ14
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慧「…ちょっと雄也呼んでもらっていい？」
玉「…っ大丈夫か！？呼んでくる！」
俺の異変を気づいてくれた玉はすぐに雄也を呼びに行ってくれた
始まる前に補給したんだけどな…
雄也にだって迷惑をかけたくないのに…
つくづく自分が嫌になる
裕翔先生は成長ホルモンがどーのって言ってたけど、そもそも俺の身体自体が不安定なんだ
一型糖尿病の人だって、コントロールすれば普通に生活できるし、中にはスポーツ選手だっている
ただ、俺の場合はそもそもが身体が弱いんだ
インスリンを作るための細胞がもともと極端に少なかったりでコントロールが難しい
かといって運動を全くしないのも良くない
大人になるまでに頑張ってコントロールしようねって小さい頃から頑張ってきたつもりだけど、やっぱりまだ自分の身体のコントロールが出来ないらしい
この間、みんなに大学進学したい、なんて意気込んどいてさっそくこれじゃあ、受かるもんも受からない
とにかく雄也がくるまでに身体を起こそうと、ゆっくり息を吐きながら力を入れ、木につかまりながらゆっくり立ち上がる
…これなら教室まで薬取りに行けるかも
高「慧！」
慧「ゆーや…ごめんなさい」
高「キツかったな、ごめんな。低血糖か？」
雄也はすぐに来てくれて俺を支えてくれた
慧「たぶん…教室にカバンあるからとってくる。今日はこのまま体育おやすみでいい？」
高「1人じゃダメだ。…かといって俺も授業見なきゃだから、大ちゃん連れてくるな、ちょっとまってて」
高木は大ちゃんの所に行く前に、俺の口にラムネを1個入れてくれた
おかげで少し、本当に気持ち少し楽になる
常に俺のために常備してくれてるのを知ってる
前に女子たちに「ゆうやんお菓子持ってる〜」って言われた時も、「ダイエットって言ってるから内緒な？」とあたかも自分のもののようにいってくれてたことも知ってる
雄也には本当に感謝しかない
大「慧っ！ばか、早く言ってよ！」
大ちゃんはさらっと俺のことをおんぶしてそう言ってくれた
慧「ん、ごめ……大ちゃん、寝てい？」
大「ダメダメ！絶対寝ないで！今寝たらほんと怖いからやめて！今日の昼ごはんなんだろね、知ってる？」
今にも飛びそうな意識をなんとか持ちこたえる
大ちゃんは質問して俺を寝ないようにしてくれる
慧「…ひかの」
大「そりゃひかが作ってくれてるからね！何入ってると思う？」
でも、ごめんね大ちゃん
俺、寝ちゃうかも…
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めおん♪(プロフ) - マさん» コメントありがとうございます！感想頂けてとても嬉しいです！是非他の作品も見てみてください！ (2020年7月10日 8時) (
レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
マ(プロフ) - はじめまして。気になって読んでみたら、とても感動してしまって、今でも涙がとまりません。すごく感動するお話ありがとうございました。まだ、気になる作品たくさんあるので少しずつ読んでいこうと思います！！ (2020年7月10日 1時) (レス) id: 95edc8c60d (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - ぽむさん» ありがとうございます！！歌詞に気づいて下さってとても嬉しいです！ご拝読頂きありがとうございました！ (2020年6月6日 9時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
ぽむ - 完結おめでとうございます！！更新頻度が高くてお話も面白くていつも楽しみにしていました！エピローグで歌詞が出てきた時、鳥肌がたちました笑 楽しい小説をありがとうございました！ (2020年6月6日 7時) (レス) id: 5b2251d1f0 (このIDを非表示/違反報告)
めおん♪(プロフ) - musicmans5962さん» わぁ〜！嬉しいコメントありがとうございます！次回作も頑張ります！ (2020年6月3日 23時) (レス) id: e177312160 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めおん♪
| 作成日時：2020年5月18日 10時
