貴族との出会い2 (ページ28)

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[宮舘side]

俺が話終えると、

『…頭が追いつかなくて、、』

ごめんなさい、と俯いてしまった

『…えと、私のことが好き…？』

宮舘「うん、大好き

最近Aちゃんからの連絡が減って落ち込んじゃって、カメラマンさんに怒られるぐらい好き」

『私はただの大学生だし、キラキラしてないですけど…』

宮舘「さっきも話したけど、ステータスなんて俺は気にしない
それに、Aちゃんは俺にとっては世界で1番輝いてるよ」

『…でもやっぱりファンの方々には申し訳なくて…』

宮舘「俺は表には絶対出さないよ
ファンは皆大切な存在だから、悲しませることは絶対にしない
でも俺だって人間だから人を好きになるし恋愛したい
ファンに申し訳ないと思われたら俺死ぬまで恋愛できない事になっちゃうし、
プロとしてそこはちゃんとするつもりだよ」

『…』

ひとつひとつのことに丁寧に答えていく

すると彼女は少しずつ顔を上げて俺と目を合わせるようになった

宮舘「行動面で我慢させることは多いと思う
でも悲しませることは絶対にしない、約束するよ

Aちゃん、好きです

俺と付き合ってください」

『あの…っ…』

また涙を流す

『私もっ…もうどうしようもないぐらい涼太さんのことが好きで…っ…』

流れた涙をひとつひとつ指で拭う

宮舘「うん、」

『…諦めなくても、いいんでしょうか…ｸﾞｽｯ

私は涼太さんの、隣にいても…っ…許されるのでしょうか…』

宮舘「もちろん

許すもなんも、誰の許可もいらないよ」

すると俺の袖を掴んで

『涼太さん、大好きです』

と世界一綺麗な顔で微笑んだ

どうにかなりそうなぐらい幸せだ

俺は彼女の腰に手をまわして抱き寄せる

『っ…』

照れた彼女の顔に手を添えて唇を重ねる

離れると顔を真っ赤にさせて目をそらされた

宮舘「こっち見て」

顎に手を添えて顔をこちらに向けさせ、

宮舘「愛してるよ」

と再び唇を重ねた

ちゅ、とリップ音が部屋に響き渡る

これ以上は俺の理性が持たないので身体を離し、

宮舘「さて、ご飯食べようか」

と伝えると

『慣れすぎです…』

と手で顔を隠しながら言われた

俺、Aちゃんが初めてなんだけどね笑