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[宮舘side]
宮舘「好き」
Aちゃんは目を見開く
宮舘「どうしようもなくAちゃんのことが好きなんだ」
『え…えっと…』
状況が理解できてないのか、首を傾げている
全部話そうと、鍋の火を止めて彼女の手を握る
宮舘「出会った時、今声をかけないと後悔するって思ったの、Aちゃんに一目惚れしたんだ
人を好きになるのは初めてでメンバーにもたくさん相談したんだよね
康二にもいろいろ教えてもらった
告白しようっていつも思ってた
でも俺はアイドルだから、もし付き合えたとしても行動に制限があるし不安にさせるだろうから、告白する前に仕事について話そうと思ってたんだ
Aちゃんはすごい真面目な子だから、俺がSnowManなのを知ったら離れていくと思って、それが怖くて伝えるのを先延ばしにしてたの
一緒にいるのが本当に幸せで、それが終わるのが嫌でなかなか言い出せなかった
ごめんね
アイドルしてると、もちろん俺の事を本気で好きでいてくれる人は有難いことにたくさんいるの
でも俺だって1人の人間だから、恋愛する権利はあるよ
好きになる人だって、ファンじゃなきゃダメなんてそんなルールはないよ
もちろん応援してくれる人には感謝してるけどね
住む世界が違うって思われちゃうのは仕方ないかもしれないけど、そんなこと言ったら俺は芸能人としか付き合えないってことになっちゃわない…？
だから、ファンがいるからとか住む世界が違うからとか、そういうのは気にしないで接してほしい…
SnowManとしての宮舘涼太じゃなくて、1人の人間の宮舘涼太として考えてほしい
本当はちゃんと考えてから告白しようと思ったんだけど、
SnowManなのを言い出せずにいたら先に知られちゃって、
離れられそうだったからこんな形で気持ち伝えちゃったけど
Aちゃんのことで頭がいっぱいいっぱいになるぐらい、本当に本当に好きだよ」
ぎゅっと手を握る力を強める
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作者名：鮎 | 作成日時：2022年11月30日 21時
