ゆるふわ天使ちゃん（7）

不機嫌 ページ25

･







『だって、セミのぬけがらですよ？』

『ははははは(笑)』

『私なんかおかしいこと言いました…？』

『ううん！』

『どうしよう…』






･







はぁ…なんで私はこのドラマを見てるんだ …


おでこにちゅーしちゃってさ、
しかも、一人で見てるっていう…はぁ、悲しい…







･







『……バカ裕太…』

玉「なにぃー？呼んだ？」

『え……裕太！なんで？』

玉「あぁ、今日ちょっと早く終わってね、
ほら見て、ケーキ買ってきた！」








めっちゃ嬉しそうにケーキを見せてくる裕太を見て

ちょっと愛おしくなって抱き着いちゃった(笑)








玉「っとっと、どうしたの？」

『ううん、何も無い』

玉「そっか」







･







それから2人でケーキ食べて、お風呂入って
さぁ寝ようってことで今は2人でベッドの中








玉「さっき何で俺の名前呼んだの？なんかあった？」

『あぁ、ちょっとね…』

玉「わかった、俺のドラマ見たでしょ？」

『え？』

玉「嫉妬しちゃったの？俺のキスシーン見て」

『……あぁ…まぁ…』

玉「はは、可愛すぎでしょ、何それ(笑)」

『だって…裕太が__』








私が話してる最中なのに" んっ "って顔近づけて来て
ちゅって触れるだけのキス

ほんとそういう所ズルいよね…








玉「…もっかい」







そう言ってさっきとは違ったちょっと大人なキス
キスしてる時にね、裕太が頬に手添えてくれるのめっちゃ好き







玉「はは、Aの目トロンってなってる(笑)もう寝る？」

『ん…もっかいだけ』

玉「…我慢できなくなったらごめんね？…」








結局、我慢できなくなっちゃって……ここから先は秘密ってことで(笑)






･








次の日の朝、洗面所で顔洗ってた時に首と鎖骨がなんか赤いのに気付いて
最初は虫に刺されたんかなって思ってたねんけど、
この季節に虫に刺される…？って考えた結果、







『もう！！裕太のバカ！！首につけたら見えるじゃんか！！』

玉「良いじゃん、俺のってみんなに見せつけとこ」

『そういう事じゃなくて！！』







犯人はなんと、我が家の子犬でした(笑)

みんなにバレないようにしなきゃだね……







･

ものもらい→←『にじいろカルテ』第1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す