検索窓
今日:20 hit、昨日:24 hit、合計:13,134 hit

21 ページ21

(貴方side)





雛に『ちょっと出てくる』と一言伝え、店から出てきた途端。







「おわっ!?」







後ろから誰かに掴まれた。



何をって、後ろで一つに結んでいる髪の毛を。





驚きと引っ張られる強さに後ろへよろけてしまえば、何かにドンッと背中が当たった。







「おっそい。何分待たせんの」







少し上から聴こえてきたのは不機嫌そうな勇次郎の声。



顔だけ後ろに向けて少し見上げれば案の定、不機嫌そうな顔の勇次郎がいた。







「……ご、ごめん…?」



「A!」







急に大声で名前を呼ばれたことにまた驚き肩がビクッと跳ねる。



勇次郎とは違う声に、勇次郎から視線を外せば







「Aって…あの集まってるやつら全員と友達…なのか…?」






何故かめちゃくちゃ必死な表情を浮かべる愛蔵に目の前の道を塞がれガシッと肩を持たれていた。



『そうじゃないと言ってくれ』とでも言うかのような目で見てくる愛蔵。





?…一緒に来たのって……雛と榎本と柴さ…………ん?



『柴崎』って……







「……ぐぇっ!?」







一人考え込んでいれば更に後ろへグンッと髪を引っ張られた。



その拍子に、私の肩を掴んでいた愛蔵の手が離れる。



私の髪を後ろに引っ張ったのは、もう、一人しかいない。







「ゆ、勇次郎何!?」



「…別に何も」



「じゃあ髪引っ張んないでよ…」







地味に痛いしビビるんだよ…







「だってそのポニーテール、掴んでくださいって感じじゃん」



「どう見ても考えても違うでしょ!」






 

22→←20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
設定タグ:HoneyWorks , LIP×LIP , 染谷勇次郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

若葉 - あぁぁぁぁ!!待ってましたぁぁ!私の好みにドストライクです! (2022年11月19日 16時) (レス) @page28 id: 7981b3d9d1 (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - ひよっこさん» 大丈夫ですよー!ご心配ありがとうございます。 (2022年8月3日 19時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ひよっこ - 掛け持ちして体、特に頭は大丈夫ですか‥?パンクしていませんか (2022年8月3日 17時) (レス) id: 91bebd90a7 (このIDを非表示/違反報告)
朔藍(プロフ) - ひよっこさん» 私はどっちも好き…ですね……曲を聴きながら書くことが好きなんですけど、好きな曲が一筋縄ではいかなかったり切なかったりするストーリーの恋愛曲が多くて。そういうのを聴いてると自然と物語もそっち寄りに…って感じです… (2022年8月1日 17時) (レス) id: 7586c4e066 (このIDを非表示/違反報告)
ひよっこ - 朔藍さんは甘々とシリアス どっちがお好きですか、私は甘々と溺愛系が好きです。 (2022年8月1日 15時) (レス) id: 91bebd90a7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朔藍 | 作成日時:2022年7月30日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。