47話~嵐山隊に代わって~ ページ4
そう言うと新之助はずっと手に持っていた紙袋を取り出して私に手渡してきた
これ……めちゃくちゃいい匂いする…
貴女「これ……」
辻「う、うん……やっやき、焼きそば……Aさん好きでしょ?だ、だから…そっそそその…つ、作ってみたんだ…!」
私に焼きそばを渡すとしがみついていた私の肩に手を置いて少しずつ距離を取ろうとする全身真っ赤の新之助
未だに女子見ると赤くなるんだね、純情ボーイ
にしても新之助の手作り焼きそば……いい匂いするしこれ絶対美味しいやつだ…!!
貴女「ありがとう新之助、今日の夕飯にするね」
辻「う、うん……」
新之助、そろそろ照れすぎて体中から煙が出そう
米屋「A、ヨダレ」
貴女「おっと」
辻(俺の作った焼きそばに涎垂らすほど楽しみにしてくれてるなんて……!!)
三輪「……ふむ、丁度いいしお前もこの後一緒に帰るか?」
辻「………へ?」
これ!と言って新之助から離れてポケットに入れていたチラシを取り出して新之助に渡す
んふふ、根付さんも少し面倒くさいけど少しいい事してくれるよねぇ
辻「?……これ…隊員募集用PV企画、ですか?」
米屋「そーそ!今度多忙すぎる嵐山隊に変わって他のA級、B級隊員を集めて募集用PVを制作することになったらしくてさ
女性隊員も今回は根強く応募するらしいからAも出演することになってんの!ウグフッ!?」
このチビ助がね〜とか言って私の頭の上に腕を置いてくる米屋の脇腹を一突き
私、悪くない
辻「へぇ……他の出演者は?」
三輪「今のところ確定なのはAと俺と小南桐絵、絵馬ユズル、王子一彰、だな
本当はここに緑川と出水と陽介も入ってたんだが出水の所属部隊が遠征メンバーに選ばれて不在になった為席が空いた
陽介と緑川も“四バカ揃わなきゃ面白くないから降りる”とか巫山戯たこと抜かして席を降りた
えーっと……だから元A級な上B級の中でも美形揃いと名高い二宮隊の辻に、頼みたい」
辻「後半カンペ読んでるのモロバレてるからね?えーっとって言っちゃってるし」
米屋「絵馬はAに釣られて承諾したらしくてやる気そこそこないらしくてさ〜」
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みこ - 更新有難うございます! (2023年1月7日 19時) (レス) @page13 id: 2b154a99d9 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ぽんさん» すいません…教えて下さりありがとうございます…!!完全に忘れていたので指摘して下さって本当に助かりました!!! (2021年4月9日 18時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2021年4月9日 17時