【ワートリ】底無しトリオン少女は無所属隠密オールラウンダー２

57話~ずっとずっとの約束~ ページ14

 







「ずっと、ずーっとまもってあげる」
 


 

「うん…」


 


 

かっこういいな、かわいいな


 


つよくてたくましくてかしこくて、とてもたよりになるちいさなちいさなおんなのこ




 





「これからもそばにいてね、しーくん」




「えへへ…うん！もちろんだよ●●ちゃん、ずっとずーっとそばにいるよ」


 


 

たまにみるさびしそうなめでおれをみつめるきみがすきで


ゆきどけみたいにあたたかいやさしいきみのえがおがみたくて、きみののぞみはぜんぶかなえたかった




 

 


 
「いっしょにおひるねしよ、しーくん」



「うん！おててつないでねよ！」


 


 

君の、その小さくてかわいいかわいいしろい手がすきで



たまにわるいユメで泣いちゃうから、そんなキミを守ってあげたくて、たすけてあげたくて、でもまだ力ぶそくなのはわかるから


ひっしにがんばったんだ




 



 
「………うそつき」



 
「だいじょうぶだよ●●ちゃん、そばにいるから」



 


 


下をむいてたまにそういうキミの手をにぎれば、キミはそっとにぎりかえしてくる


それがたまらなくいとおしくて、ひどく、好き



 

キミの手をにぎるのはオレだけならいいのに…

 



 


 

「やくそく」



「うん、やくそく」



「「これからもずっと、なにがあっても





しーくん/●●といっしょに、なかよく、そばにいる」」




「……えへへ」



「んへへ…！」




 


 

音符や花が周りに飛んでるように見えるほど君は愛らしく、いじらしく笑う


そんなキミを包みたくて、守ってあげたくて、隠してしまいたくて




必死に頑張った、それはもう必死に



 



 
それでも君には追いつかない、でも君はどんな時でさえ俺の隣を歩いてくれた



たとえ



 


 

お互いがどうなっていようが、それには変わりない


 


 



 


「たとえなにがあっても、●●のみかただから、ずっとずっとなにがあってもどんなことになっても



だから、かならずよんで？おれのなまえ



 

 
●●にならどんなたのみごとでもされていい」

 

 



「しーくん……」



 


 



 



 

君が望むなら、俺は君を永遠に覚えるよ


 


 
君を忘れた事なんか一度もない



 



 



 

どうか…この手を二度と離さないで……

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