第13話 ページ13
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審神者と共にいるこんのすけがそれを買い来たということはつまり、審神者に継続的に痛みが与えられているということだ。それも大きな怪我だ。そしてそれをこんのすけは止めることができずにいる。政府に通報すれば助かるだろうに、通報出来ない何かがあった。だから、せめてもの想いで薬を探し回っているのだろう。
別の方法で解決できていればいいが、
「くそっ……」
いくら審神者をあてがったところで、そう簡単に負の連鎖は止まるはずがなかったのだ。優しい審神者であればあるこそ、彼らの今まで抑圧されてきていた感情があふれて歯止めが効かなくなる。
間に合わなくなるとは、こういうことだったのか。
未だ不在とする本来の代々木を恨みながらも、Aは足を早める。
「急ごう、こんのすけ」
「はい！」
いったいAに何ができるのだろうか。
いったい、何をしてやれるのだろうか。
胸中静かに荒立つざわめきが怒りなのか悲しみなのか分からない。そしてそれを誰に対して抱くべきものなのかも分からないまま、Aは数百メートル先に見えた本丸の城門を睨みつけた。
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ファイ(プロフ) - さく茶さん» さく茶さまー！何故か全て通知が入っていなくて気づくのが遅くなりすみません。読んでいただきありがとうございます…！覚えていてくださる方がいてとても嬉しいです。あんなシーンこんなシーンアップデートして頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いいたします！ (7月22日 16時) (
レス) id: 277853dcfd (このIDを非表示/違反報告)
さく茶(プロフ) - この作品、ストーリーがあまりにも私の癖にぶっ刺さりすぎていて大好きだったのでまた読むことができてとても嬉しいです。お肉付けマシマシどんとこいですので、気長に待っております。応援してます！ (7月2日 19時) (レス) id: a42496714d (このIDを非表示/違反報告)
さく茶(プロフ) - 修正前に読ませていただいておりました。 たまたま新しい作品を漁っていたところ、こちらの強烈な序章を見てもしやと思ったのですが修正されていたとは…！ (7月2日 19時) (レス) @page10 id: a42496714d (このIDを非表示/違反報告)
汐羅(プロフ) - また待ってますね！1人で勝手にニヤニヤウフフしてます笑 (2018年8月27日 22時) (レス) id: caabfee640 (このIDを非表示/違反報告)
ファイ(プロフ) - 汐羅さん» 汐羅…？もしかしてフォロワーの汐羅さん！？3回以上も読み返してくれただなんてありがたやありがたや…(>人<)正直、もう誰も興味ないだろうなって思ってたからほんと嬉しいです！頑張ります！ (2017年12月5日 10時) (レス) id: 9102f485be (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファイ | 作成日時：2016年4月16日 19時
